◎恋におちて(1984年 アメリカ 106分)
原題 Falling in Love
監督 ウール・グロスバード
◎ダイヤル回して手を止めろ
世の中、ずっと純粋な不倫映画はヒットしてきた。
不倫が文化かどうかは知らないけど、世の中の老若男女すべてがなんだかんだいっても不倫に興味がないってことはないんじゃないかっておもうんだ、ほんとのところ。けど、インターネットが普及して、この21世紀の初頭、もうなんか不貞行為をしでかした人間は次から次へと凄まじい勢いで否定され、いったい誰に対してのものかはわからないけど晒し者のような状態で謝罪させられる時代になっちゃった。
でも、かといってこの先、こういう純粋な不倫をあつかった映画が撮られなくなるかっていえば、たぶん、そうじゃない。世の中の人達のエキセントリックな不倫否定はわからないじゃないんだけど、もしも不倫をちょっとでも肯定するような作品が世に出てきたとき、デモ行進とか起きて、上映反対運動とか始まっちゃうんだろうか?まじに、そんな時代が来てるんだろうか?
だとしたら、たとえば、デヴィッド・リーンの『逢びき』とか、ステファヌ・ブリゼの『シャンボンの背中』とかが名画座で上映されたりしても、卵とかぶつけられちゃうことになるんだろうか?そんな時代にぼくは生きてるんだろか?う~ん。どうしたもんだろね?