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続・男はつらいよ

2019年10月11日 00時09分04秒 | 邦画1951~1960年

 ◇続・男はつらいよ(1969年 日本 93分)

 監督/山田洋次 音楽/山本直純

 出演/渥美清 倍賞千恵子 前田吟 笠智衆 三崎千恵子 森川信 津坂匡章 佐藤オリエ

 

 ◇第2作 1969年11月15日

 タイトルバックに、森川信は「おじさん」となってる。へ~この頃はおじさんだったのか。

 びっくりしたのは、寅がさくらに5000円やったことだ。5000円といえば、500円の10倍だ。当時としては、破格だよね。

 鴨川の岸辺ですき焼きを食べてるんだけど、即席の床というより丁寧な造りのテラスがある。三条大橋からちょっと上がったところのように見えるんだけど、こんな店あったかな?

 いや、そんなことよりも、この回は、寅がラブホテルに入る。ラブホテルというか連れ込みというか、ともかくそういう施設だ。後年のシリーズからは考えられない話だけど、さらに、そこへ、風見章子演じる女中さんが部屋に入ってきて機器や飲み物の説明するんだけど、こんなこと当時はしたんだろうか?

 しかしそうか、東山の安井天満宮の近くか。あのあたりにミヤコ蝶々演じる寅の淫売あがりの母親の経営する『グランドホテル』があったっていう設定だったのね。しかし、寅は泣くし、わめくし、よく動くし、こけるし、落ちる。こんなに動いたかなっていうくらい躍動する。

 佐藤オリエが素で噴き出し、うつむいて必死に笑いをこらえているのがよくわかる。

 東野英次郎は、頑張って堪えてたけどね。

 あ、ここでも「京都の方」っていうのね。この当時から「~の方」っていう言い方は定着してたのかな?

 ラストカット、河口堰なめの三条大橋の仰角。凄いね。川の中に入って撮ったんだね。

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