△男はつらいよ 寅次郎子守唄(1974年 日本 104分)
監督/山田洋次 音楽/山本直純
出演/渥美清 倍賞千恵子 前田吟 笠智衆 三崎千恵子 太宰久雄 上条恒彦 十朱幸代
△第14作 1974年12月28日
おいちゃん、下條正巳に。
タイトルバックは唐津の「くんち」なんだね。
上条恒彦もこのときは恋敵として登場するけど、次からしばらく夢の中の登場人物になるんだよね。
ま、そんなことはともかく、ストリッパー春川ますみの挿話の方がおもしろいんじゃないかっておもえるくらい、看護婦の十朱幸代の話はなんだか昔の青春物を観てるような気がしてたんだけど、そりゃそうだよね、70年代だもんね。
労働者の合唱倶楽部が舞台になってるのも、いかにも当時の雰囲気っていうかね。かれらは、統一劇場の青年たちなんだろうか。なんか『同胞』をおもいだしちゃうな。
ただまあ、日頃から注意深くて怪我なんかしないはずの前田吟がいきなり怪我をするのは、話を病院に持っていかないといけないからなんだけど、う~ん、仕方ないのかな。