Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

京都暮らし110. 個人的想像

2009年09月25日 | Kyoto city
 昨日は、日帰りで名古屋を往復した。単調な風景が続く名古屋環状2号線沿いの、暑い日差しで焼かれたアスファルトの上を歩いていると、まだ立派に夏だと思った。仕事が終わり京都に戻ってくると、やはりここはホームグラウンドだ。
 私は、時々乗り物に乗ると窓に陣取り退屈な時間を、コーヒーを飲みながら外の風景を撮影して過ごしている。そんな撮影スタイルを「車窓」(くるまど)と読んでおこう。
 今日も車窓をしていた。そういうときいつもリュックの資料の隙間に入るのは、標準レンズをつけたEOSなので、やむなく使用している。車窓だからという割り切りである。
 それにしてもキャノンの自然色、つまり低彩度の色の悪さはなんだろうかと思う。カラー設定を風景に合わせ、つまり彩度をあげて、露出を絞り込んでも、木々や民家の発色がすこぶる悪い。キャノンは、もともと彩度の高い人工色は大変良いのに、私のような民家志向撮影には残念だが使えない。
 先日ヨドバシカメラで手にしたパナソニックGF1が、軽く小さく、持ったときの感覚が、すこぶる良いことを思い出した。EVFというデジタルファィダーも心憎い。それに世の叔父さん達がしているように、私の手元にあるライカレンズがつけられると思うと、また怪しい魔力にひかれるようだ。だからパナソニックの色は、どうなんだろうと少し気になってしまった。また怪しいド壺にはまりそうなので、グッとこらえた。
 ライカMシリーズの古いレンズを、GF1につけるとどのように映るかを、私のフィルム時の使用経験から想像した。レンズ性能からして当然シャープだが色が良いとはかぎらない。
 例えば、ズミクロン35mm/F2(8枚玉やエリマリート28mm/F2.8は、古さ故黄色くかぶったように写るだろう。テレエルマリート90mm/F2.8はシャープさで、少しは使えるかも知れない。
 こうしたレンズをつけるとGF1のピントはマニュアルだし、絞りを開放にし、所定のボタンで拡大表示し、ピントを合わせてから、また絞り込むといった手順が必要であり、撮影の手間がかかりすぎる。 ライカとはいえ所詮昔のレンズだと割り切って使うべきだ。 それに私はそんなにたくさん撮影するわけではないから、機材が増えて邪魔だ。
 という結論になり、FUJIの新しいボディの登場を待つことにした。新しいFUJIのボディは、ホントにでてくるんだろうか。私の個人的な想像ですけどね。

京都・青蓮院門跡
Fuji FinepixS5pro,AF-SNikkor16-85mm/F3.5-5.6ED
シャッター1/18,絞りf4.8,焦点距離24mm,ISO1600,F2モード
コメント
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