GF-1がハーフサイズ近似故にバックフォーカスが短く、使用に際しては制約があるものの、多くの製造メーカーのフルサイズ・レンズシステムが、レンズマウントを介して付けられるのには意味があり、また魅力的な点である。つまり何でもありの世界にしてしまった。私は 外れないというトラブルを避けるために、 純正ライカ用レンズマウントを使用している。
一眼レフのボディは、テクノロジーの日進月歩があるから、現在では消耗品なのだが、レンズシステムは耐久消費財に近いと私は考えている。その証拠に製造メーカーがレンズマウントの規格を、長らく変えていないことがあげられる。
このブログでも前述したが、レンズシステムの大は小を兼ねられるが、逆はできないということは、どちらのレンズシステムで構成するかということに話題が及ぶ。小でシステム化すれば大では使えないので、その場合システムは新調するしかなく、個人的金銭負担が増えるわけだ。当然製造メーカーは、利益率が高く最適化されたレンズが多く売れることを期待しているわけだから、兼用など考えないでその時の推奨システムを利用しなさいという商品戦略を行う。
だがレンズシステム自体が耐久消費財であれば、企業の商品戦略だけに従うわけにはゆかない。ユーザーとしては、長く使える汎用性が高いレンズ・システムであるにこしたことはない。だからこそ、高価なレンズを使用するのであろう。ライカやN社はマウントを変えず、またC社のLレンズシステムなどは、フィルム時代から大きなモデルチェンジをしていないことを思い出すと、レンズシステムの変わらない、あるいは変えられない規格に意味があると思う。
尚、今日のカットである京都御所では、天皇陛下御即位20周年記念で、通例の公開範囲に加えて御常御殿や皇后宮常御殿までが特別公開されている。公開日時は、11月10日午後3時半迄である。
10年に一度なのだから、新幹線に乗って京都にきはったらどうどすぇ~。
京都御所,御学問所,御池庭
GF-1,TELE-ELMARIT f2.8/90mm,jpg,
シャッター:1/200,絞りf4.0,ISO100,撮影モード:スムーズ