Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

ドローイング679. 小説:小樽の翠603. 仕事始め

2023年01月04日 | field work

世間では三が日が終わって明日から仕事始めだ。
翠は夜勤。いつが仕事始めだかわからないといって出かけた。
・・・
深夜のナースの夜食会でトシコさんがやってきた。
翠「彼!、ボッキンマンと良いお正月だったかなぁー・・・」
トシコ「二日目まではラブラブだったよーー」
翠「意味深な言い方だよねぇー。三日目は急患で引っ張り出された。でもそれはなかったよなぁー」
トシコ「三日目の夜に突然父がやってきたの。マンション買うといったから本当かといって、やってきたわけ。でね、ボッキマンと一緒にいるところを直撃なのよ」
翠「アチャー・・・で?」
トシコ「親のいうことは世間みなん一緒よ。『なんだお前は同棲なんかしているのか?』。そういうから私は随分前から彼と一緒に暮らしてますっていったの」
翠「そしたら・・・」
トシコ「親って土建屋だから荒っぽいのよ。それで『なんだお前は!、籍も入れてないのにうちの娘の膣に精子をぶっ放したのか!?』なんていうの」
翠「うわーーっ!、すごい即物的!!!。それでぇ−・・・!?」
トシコ「でね父がいうには、『そんなこと勝手にやっていいと思ってんのか!!!、』。だから私が『勝手じゃないよ、合意の上だよーーー』といったの。そしたら父が『何が合意だ。俺の断りもなくうちの娘の身体をもてあそび、悦楽の気分を味わうのは言語道断だ!!!』とすごい剣幕なのよ。ボッキマンもうなだれていた」
翠「ボッキマンも可哀想・・・」
トシコ「ボッキマンが、ちゃんと責任はとりますから・・といいかけたら、父が『何が責任だ。娘の処女を返せ、返せ、返せジョジョ!!』私、ハァーーツだよ。『おとうちゃん、私いくつだとおもっているの。もう大人だよ。そんなの関係ないじゃん』と親子喧嘩状態だったの」
翠「やっちまったかぁー(*^▽^*)」
トシコ「そしたら、ボッキマンが『トシコさんと、ケッ・ケ・コ・・ン・します!。籍も、イ・レ・マ・ス!!』といったの。そしたら父がハハァ!、と静かになって・・・」
翠「プロポーズがパパの目の前か・・・・」
トシコ「それから父の態度がゴロッと変わって、ママに電話入れたり、祝宴だといって酒買ってこいだよん。でっ、マンション購入の契約書にポンと印鑑をおして、家も構えたし、嫁もくる、というので三日目の晩はパパとボッキマンと3人で結婚祝いの酒宴でめでたし、めでたしでした」
翠「わぁー、トシコさんボッキンマンの奥さんなんだぁー」
トシコ「年上の女房だよーー」
翠「パパの策略じゃないのーー?」
トシコ「私年上だからなぁーと躊躇していたら、段取屋のパパに見事にやられたよ(*^▽^*)」
おめでたい話で始まった今年の仕事始めだった。
・・・
小樽も吹雪いている。
厳冬の小樽も綺麗だ。





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