看護師の更衣室で・・・
芽依「翠、、、できちゃったと思う・・・」
そういって芽依さんが、お腹を揺すって、嬉しそうな表情をしている。
翠「芽依の彼って50歳のオッサンだったよね」
芽依「そうよ、奥さんも子供もいて、モロ不倫妊娠コース!!。今月は生理が来ないから妊娠確実!!!」
翠「婦人体温計で排卵日調べた?」
芽依「もち!、でね!!、翠が教えてくれたようにコンドームを付けないで排卵日に3回おねだりしたもん。『私、今夜は燃えているの。もうたくさん優しくてあげるね』といったら、彼も乗っちゃってさ・・・、3回も射精したの」
翠「私って悪い女でしょ!。でもきっと妊娠したね(*^▽^*)」
芽依「昨日、彼氏に妊娠したかもっていったの!!」
翠「そしたら?」
芽依「彼氏は、驚いていた。でね、怪訝な顔するのよ。だから私は産むから認知してねっていったの!」
翠「ほう!」
芽依「そしたら彼氏は『うちの上さん恐妻家だし子供もいるからなぁー』なんて渋っているのよ。だから私は『そんなのどうでもいいじゃん。産むからね。お家も子供が増えて賑やかじゃん』っていったの。そしたらますます暗い顔してんの。ばぁっかーだよ!。こんなに素敵なチャンスを神様がくれたのにさ・・・」
翠「妊娠すれば後のことは、回りや社会がやるさ。そりゃ、産むべしだよん」
芽依「だよね。なんか妊娠したとおもったら自分のボディがかわゆくなってきた感じ・・」
そういって芽依さんが柔肌の乳房を愛おしく撫でながら・・・
芽依「お乳が出ないかなぁー」
翠「まだよーー。産婦人科の狸爺に相談すればいいじゃん。心強いよ。あの人がいると・・・」
芽依「だよね。妊娠したら飢えていた子宮がようやく静まった感じがするーー・・・」
翠「だって子宮が子供を欲しがっていたんだもん。それでバッチリ燃えたんじゃない?」
芽依「そりゃ、彼氏とのセックスはすこがったよ。女の絶頂っていうのかなぁー。彼氏が射精したら子宮がビクビクと収縮を始めて精子を吸い取る感じなのね。そして身体がブルブルと痙攣してさぁー・・・、私こんなに燃えたの始めてよ。女ってそうなるんだと思った・・・」
翠「そりゃ子宮が過激に発情しているんだもん。幸せ印だねぇー」
芽依「もち、彼氏は渋々と恐妻家の奥さんに打ち明けたら、さでどうなるかだよん・・・」
翠「奥さん怖くても産んだ方が勝ちだからねぇー。彼氏が奥さんと別れれば芽依と夫婦になれるじゃん。どっちにころんでも芽依の天下だよ」
芽依「やったあって、いう感じ」
そういって芽依さんは、お腹をさすりながら出かけていった。きっと彼氏と出産の話なんだろう。想像妊娠でなきゃいいよねぇー・・・、と翠には思われた。
・・・
病院の窓から芽依さんがナンタルの駅に向かって歩いてゆく。雪道なのに足取りが軽い。嬉しそうだな。彼氏は反対でも芽依は意志が強いからシングルマザーでも産むだろう。病院には託児施設もあるし、小児科の先生もいるし、育てる環境は整っている。
・・・
小樽も吹雪の合間に青空が見えている。