今晩の翠は夜勤だ。
真夜中のお茶タイムに示し合わせたように救急外来の晃子さんがナースステーションにやってきた。
晃子「 アヘ!、アヘ!、ヴァジー!!、ヴァジー!!、ティア!!!、だよん。」
翠「何それ!?」
晃子「アッ、アッ、アッ、いく!、いく!、撃つだよん。夜ねぇー、急患がきたの。フランス人のカップルね。彼女が下腹押さえて痛い!、というわけ。額に汗かいているし、今朝は胃のまわりが痛かった・・・、なんていうから食あたりとは違うなと思っていたら救急の先生が盲腸かもね。そんで検査で・・・、やっぱ盲腸炎だわ。だから緊急手術ね。」
翠「カップルでしょう。彼氏が付き添いだから安心だな・・・。」
晃子「だもん即手術室へいって30分でお終いだってさ。」
翠「お終いでも数日はお泊まりだよね。でっ、アヘ!、はどうしたの?」
晃子「彼氏が個室を希望して彼女の付き添いするからベッドをいれろというわけ。そのパターンできたか・・・。」
翠「でっ、抗生物質の投与が終わったら・・・。」
晃子「そしたら・・・だよ。アヘ!、アヘ!、という声がするんだよ。聞くからにやばそうな声じゃん。私個室にいったわけ。そしたら正常位の変形でやってんだよ。それで彼女がアヘ!、アヘ!、と喜びの声をあけているんだよ。」
翠「術後だから、アヘ!、アヘ!、はやってほしくないよなぁー。」
晃子「痛みがなくなったじゃん。麻酔後ですこし頭がトロトロしているのよ。そういうときって快感らしいよ。」
翠「麻酔が麻薬の代わりになったんだ。」
晃子「それで彼女も燃え上がっているの。合併症の兆候もないので、まあいいかだよ。傷口ほどけたら明日縫えばいいしさ、だよん。それで体調は・・、と尋ねたら彼女がカーテンの下から指を突き出してサムズアップだよ。」
翠「なんか外国人ってものすごく身体が頑丈に出来ているみたいだね。」
晃子「ほとんどバカです・・・(*^▽^*)」
・・・
少しずつ朝日が上がる時間が早くなってきた小樽の街である。
追記
Apple Defenderpgセキュリティセンターと名乗るところからsafariを通じて「トロイの木馬」というウィルスに感染しているので電話せよという連絡がきた。こらは、はあ?、またえらく古いウィルスだ。そんなのがまだあったのか。たしかにコンピュータは外部からのぞくこともできるよな、そんな知識があったので試みに電話した。
いきなり電話口に外国語訛りがある担当者が登場した。これはおかしい。この通話はキャセルだ。iPhonの履歴をみるとワシントン州、Appleとは無関係の場所のようだ。
そこでAppleのサポートセンターに確認したら、偽物である事が判明。そしてsafariの履歴を全て消去。
以下にスリーンショットでコピーした画像を添付する。こんな画像が届いたら偽物です。