こんな光のない天気では、私は大した撮影ができないことは理解している。だが私は散歩にでかけた。それは撮影目的ではなく、健康のために散歩をすることにした。夕方1万歩程あるくと体調が良くなる。
散歩は、予想通り感性を刺激してくれる被写体には出会わなかった。こういうときは少し単調だけど人物だけに絞ろうか。それがいつもの京都の日常の風景だから。
この映像の端々で京都人達が訪れる店をさりげなく写している。日本料理の定食屋、クラシックな喫茶店、深夜2時までやってるい蕎麦屋などなど。
そして・・・八坂女紅場だった民家の1階がレストランに変わっている。いまだに稽古の黒板が出ているので2階で催事などがおこなわれているのだろうか。
もちろん学校法人八坂女紅場学園は祇園甲部歌舞練場に本部が置かれている。その祇園甲部歌舞練場は目下大改装工事の最中である。そういえば一部完成した建物の裏門からしばしば舞子・芸子さん達の類いが出入りしている。たぶんここに新しく集約されたのだろう。
この学校法人が設置した舞妓・芸妓の教育機関である祇園女子技芸学校(ぎおんじょしぎげいがっこう)の必須科目は舞(井上流)、鳴物、茶道、三味線。その他、能楽・長唄・一中節・常磐津・清元・地歌・浄瑠璃・小唄・笛・華道・書道・絵画とあり、多分絵画は日本画でしょう。
映像撮影も、構図を考えて構え出すと静止画画像風になってしまう。だからレンズを向けていると突然イレギュラーなアクションがはいってきたりすることを期待している。特に子供は何をするか予測出来ないので面白い映像がとれる可能性は高い。そんな空気を期待して構えつつ・・、だが空振りも多く、もし撮影出来たら映像の決定的瞬間かなあ・・・。
Fieldwork891.Kyoto, a walk for health HD 1080p
SONY FX30,E18-105mm/F4.0 OSS