世の中の見える世界から見えない世界まで思いっきり。特に、子供、教育、不登校、自閉症等 情緒に関心あり
天まで届け
混迷
世の中はノーブレーキで暴走しているようにも見える一方、その暴走する力が弱ってきているようにも感じる。
温暖化、景気、政治のどれをとっても騒ぐほど、事態は反応しない。
世界経済の中心的なアメリカも、昨年来、金利引き下げ、税金の還付、実質的な公的資金の投入など、すばやくあれこれ手を打ってきた。しかし世界経済はおろかアメリカ経済そのものの後退すらをくいと止められず、見通しも立たないでいる。
世界第2の経済大国の日本は、打つ手に欠き、これから始まる国会で政治決戦をかけて総合経済対策を議論するが、いずれにしても、効果どころか、経済をさらに悪化させるだろうと危惧している。
これまでの経済対策でここまで経済の体力を落とし膨大な借金を抱えても、仕組みを変えず、相変わらずお金を注ぎ込む。
確かに、これまで同様、一定の時間がたてば、政治やメディアが言う【景気回復】に向かうだろう。しかし、それは世界的にも言われた【好景気】が庶民の経済とは無関係どころか、今いえることだが、好景気と、はやし立てている間に実際は世界も日本も経済の体力を損ねてきて、今日に至っている。
要するに次の経済構造に転換すれば、見かけの経済は上向く。
日本の経済が立ち直る?間に、日本が世界に誇って来た国民の貯蓄がどれだけ目減りするかを計算するといい。
1年前、およそ1500兆円あった貯蓄はこの間かなり目減りしてきた。
このインフレ下で、ほとんど金利が付かないのだから、名目は変わらなくても実質の目減りは、公が公に出来ないぐらい大きいはずだ。景気の立ち直り上昇は貨幣価値を下げる事を意味することになると考えている。
政府発表の消費者物価上昇率は年間2パーセントそこそこだが、食料など日常生活に必要な必需品の物価上昇率はそれどころではないから、実質の貯蓄はかなり減ずるはずである。 今、臨時ニュースで首相の辞任が伝えられた。 政治が騒ぐほど問題は解決に向かわないと上に書いたばかりで、残念。 前首相も現首相も辞任の本当の所は明言しないだろう。 政局等の問題ではなく、政治に課せられた根深さと問題の大きさにぶち当たっ たからだろうと、私は考えている。
世界も日本も地球を視座に備えない限り、内外の問題の本質はは見えないし、 根本的に解決には向かわないから、内閣を変えようと選挙で政権を変えようと、結局は、同じような事を繰り返す事になる。
敢て言うが、これは日本だけでなく、アメリカも世界も全く同じで、政党政派や政治力学の問題ではなく、視座の問題。
(世界のトップは勿論、どんな分野のリーダーでもいいから)
地球は視座を備えた話が出るのを待っているだけ。