ミスリードでは済まないメディア

「早く解散を」56%
 首相辞任「無責任」66% 本社世論調査  
 これは、9月4日朝日新聞朝刊 1面トップの縁取りの大見出し。  
   テレビにワイドショーはどこも総裁選、総選挙、政界再編の賑やかさ一色。 
  メディアの社会的役割の無責任さを超えた、積極的に果たしてる悪い役割を感じた。    
  国の内外の状況下で経済など国難ともいえる困難に至っている中で、今急いで求めら  れてるのは何か?  
  自分は今日にリードしてきた自民党や首相の急な辞任が良いとは考えていな い。  だからと言って、国民が本当に求めているのは総裁選、政界再編、総選挙だろうか? 
  国民に真の願いは遭遇している困難の原因を掘り下げ、合理的で明確な処方箋を基にして、解決して欲しいということではないか。
  私は地球に視座を備えない限り基本的な解決には向かわないと考えてきたが、 日本の政治は視座を世界に広げるどころか、国内の政局の問題にしてきた。  
  その中にあってメディアは、民意を問うという名目で、政局を政治ゲームのように描き国民の目を本質的な問題解決から目をそらせていないか? 
  目をそらされ政局に目を向けさせられた世論や民意が何度選挙をしても問題が解決するはずはない。
   公害紛いのメディアのリードは政治同様これまでやってきたことを振り返り、  狭窄的な視野や視座の確認をしてほしい。  

  首相辞任は「無責任」が世論だと調査?し、フィードバック(反芻)  させるのを見ていると、秋葉原事件を思い出す。  

 無責任なのは当たり前で、個人の人格の問題にして解決するものではない。  原因と背景を明らかにし対処しない限り、何時までも繰り返される。この理屈は  いいだけ経験してきたのに。

責任云々するなら、「選択し続けてきた国民 の責任 」「  世論の形成に無関係でなかったメディアの責任 」   を何故世論調査しないのか?

  自分のことを他人事にする問題が我々にないか?

  自分のやっている足元を棚に上げては機関であれ個人であれ、学者や専門家であれ、信用できないし信用されないのは、世の常。 

でも、そんなドラマがしばらく盛り上がる。 

   

  

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