戦争無には生きられなくなった国

題名は寺島実朗氏がアメリカを表した言葉である。
 確かにイラク戦争は世界経済の危機を招いたカジノ的な金融企業の仲立ちによる産軍複合体の復権ともいうべき事態だった。
経済が立ち行かなくなり、イラクからは撤退するが、「戦争をしなくても飯が食える国」へと構造転換するには距離がありそう。
 世界は元々の国家の機能としてか、国際的な脅威から守るためか、或いはアメリカ的に経済浮揚のためか、何らかの準備をしている。
 超大国アメリカが経済的な理由や国の内外からの圧力で【戦争しなくても飯が食える国】へと構造転換へと進むならば世界は大歓迎だろう。
 何故なら他の国は、経済も軍事力もアメリカには到底かなわないのだから。
 だからオバマシ氏の核兵器削減、イラク撤退、国際紛争の話し合い路線を世界は期待しているだろうが、
 ロビーストの力を借り、イスラエルを放置是認し、アフガンへの増強がアメリカの到達点。しかし、この流れは主体的政策の選択というより、追い込まれた姿でもある。理由はともあれ良いことだ。
未だ逆走している国が多い。
 
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