バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

万国共通か!?

2009年03月22日 17時42分41秒 | バス運転士
先日、私のバスは某駅を55分発だったので、先発の40分が出ると同時に乗り場に着けた。先発のバスと同じ路線を走るので、当然のことながら乗客はまだいなかった。そこで「缶コーヒーでも飲もう」とバスを降りて歩き出したのだが… 必死に走るスーツ姿の白髪男性とすれ違った。私は「まさかなぁ… きっと他路線のバスに乗るんだろう」と思いながらコンビニへ向かった。その後、バスの後方にある電話ボックス近くで缶コーヒーを飲んでいたら、先程の男性が私のバスから降りてきて、目の前の電話ボックスに入った。そして「もしもし! もしもぉ~し!!」と叫んだ後、「バスが…」と話していた。私は「そっか… さっきは私のバスを見て“40分のバスがまだ出ていない”と勘違いしてしまったんだ」と思いながら、飲み終えたコーヒーの空き缶を持ってバスに戻った。後を追うように、電話を終えた男性が戻ってきて、連れの男性に「ノープロブレム!」と話しかけた。車内ミラーをよく見ると、連れの男性は外人さんだった。その後、二人は流暢な英語で会話を続けていたのだが、言うまでもなく、私にはさっぱり分からなかった… しかし! 某駅を発車して2~3分経った頃、「バス」と「チャーター」という二つの単語だけは聞き取れ、二人が笑っていた… そう! 結局、その時の乗客は彼ら二人だけだったのである。そこで「貸切だ」と言ってしまう感覚は、欧米のビジネスマンも日本のおばさんも同じなんだと知りました。あ、そういう私も言いますけどね…