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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

ど・こ・で・止・め・よ・う・か…

2009年03月31日 22時37分40秒 | バス運転士

弊社バス停のあり方は様々である。ガードレールの切れ目とバスの扉の位置、及びバス停の位置が合っていれば問題ないのだが… それらが合っていないバス停が意外と多く、中には切れ目が一ヵ所しかないバス停もあるのだ。そこで乗車客と降車客の両者がいた場合、バスを何処で止めようか迷ってしまうのである。

今日の午後4時頃、某院から某駅へ向かっていた。あるバス停に二人の乗客が立っているのを確認したが、降車ブザーは鳴っていなかった。それでも私はバスを何処で止めようか迷ってしまった。普通にガードレールの切れ目と扉を合わせれば良いのだろうが… そうすると、そこはバス停の位置が少し前方へずれているため、わずか数歩とはいえ二人を無駄に後方へ歩かせることになってしまうのである。むしろ降車客がいれば、迷うことはなかったのだが… で、今回の私は、乗車客が立っている位置に乗車扉(中扉)を合わせて止めた。そして「お待たせしました…」と言いながら扉を開けたところで、なぜか「ピンポォ~ン!」と降車ブザーが鳴った。私が半信半疑で降車扉(前扉)を開けたところ、一人のお婆さんがおもむろに席を立ってきた… 私は「しまったなぁ…」と思った。バスを前へずらして止めてしまったため、前扉の外は“思いっきりガードレール”になっていたのである。私は「すいません、狭くなっちゃって…」と謝罪したが、お婆さんは何も言わずに笑顔で降りて行った。さらに降りてからも、何度も頭を下げていた… いや、頭を下げなきゃならなかったのは私の方なんですけど…。。。やっぱり、余計なことを考えずに止めるようにしよう… かな?