これまで“乗降口が階段状になっている”古いバスしか走っていなかった路線に、いつの間にか“乗降口が平らになっている”ノンステップバスも混在して走るようになっていた。私がノンステップバスで走って行くと…
路線途中の某駅停で3人の乗客が待っていた。私が前扉を開けて「○○行きです」と言うと、1人しか乗ってこなかった。「2人は△△行きに乗るのだろう」と思った私は「よろしいですか?」と確認してから扉を閉めた。
すると、夫婦と思われる2人連れの内の1人が、慌てたように前扉を叩いたのである。「ドキッ」とした私がバスを止めて扉を開けると、女性が「このバス、☆☆へ行きますか?」と言ったので、私は「はい、行きますよ」と答えた。
夫婦の着席を確認してから発車すると、その女性が「バスが違うから分からなかったぁ~!」と言ったので、私は「あぁ、今までは古いバスばかり走っていましたからねぇ…」と答えた。
その後も、女性は旦那さんに「(この路線のバスの行き先表示は)白い幕ばかりで、こんなん(電光表示)じゃなかったから…」「(古いバスの行き先表示には)経由するバス停に☆☆も書いてあったから…」などと釈明し、最後には「これは間違えるわぁ~!」と言っていた。
終点の○○に到着して、私も乗車口横の行き先表示を見たのだが… 以前にも書いたように、上一行横書きで「※※系統○○行き」の表示、その下のスペースに四行縦書きで経由停留所名が表示されていた。
確かに… 比較的長い路線なのに“僅か4つの経由停留所名”というのは少なすぎる。しかしまぁ、それは… そういう機械なので仕方がないとして、選ばれた停留所を考え直す必要もあるかもしれないと思った。
その夫婦が乗った某駅停は、その路線のちょうど中間地点で… そこから○○までの停留所は10個くらいあるのに… なんと、経由停留所表示には、その間のバス停が1個も表示されていなかったのである。
某駅には複数のバス停があり、他のバス停からも“経由の異なる”○○行きのバスが出ている。また、私が止まったバス停からは別の系統のバスが出ている。これまで「古いバスか、新しいバスか」で判断していた人は“乗り損ねる”かもしれない。
いくら4つしか表示できないとはいえ、路線後半の経由停留所が一つも表示されないというのはどうなんだろう??? まぁ、運転士が口頭で案内するしかないのだが… おっと! その運転士が“言い間違えたら”話にならないよなぁ… というか大問題である!! 気、気、気を付けなきゃ…