この何か月間… 「モニターチェックシートの点数が悪いから、もっと頑張りましょう!」という面接がない。低評価運転士の私にしては珍しいのだが… 毎月2~3枚あるチェックシートの中に1枚だけ“ギリギリセーフの点数”があるだけのことで、決して褒められるものではない。ただ、その1枚のモニターに「感謝!」である。なんちゃって…
さて、今回も先月分のチェックシート2枚を受け取ったわけだが… 点数が悪い方のシートの印象欄に「まだまだ余裕があると思う」という意味のことが書かれていた。だから「もっと喋れ!」と言いたいのだろうが… 私は「そんな余裕ねぇよ!」と思った。特にバスレーンくねくね路線では、以前にも書いたように「ひぇ~っ!」の連続なのだ。
それにもかかわらず、“余裕だぜぇ~♪”と見えるように“必死こいて”仕事をしているのである。バスの運転士が“余裕なく”アタフタと運転していたら、乗客は不安で仕方がないだろう。だから、私は「余裕があるように見えたならば、それはそれで良いことだ」と思った。
しかぁ~し! ここで一つ言わせてもらうならば… もしも私に余裕があったとしても、そこで「もっと喋れ!」とはならないと思う。なぜ、余裕があったらダメなのか? 余裕を持ってバスの運転をしてはいけないのか? 私はF1レーサーではない。命を削ってコンマ何秒を争うような運転をする仕事ではないのである。
あの手この手で運転士の“余裕”を奪っておきながら、「事故が多い」「苦情が多い」「ボケが多い(それは私だけか!?)」と言われても… というのは“能力の低い”私の遠吠えである。実際、しっかりと出来ている“能力の高い”運転士がたくさんいるのだから… 近い将来、みんながサッサと出世して… 上司が100人、運転士は私1人になったりして!? ハハハ…