バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

クラクション禁止と言われても…

2012年02月28日 17時58分47秒 | バス運転士
危険防止のため、やむを得ない場合を除いて「絶対にクラクションを鳴らすな」と言われている。が、以前にも書いたように“私が逆の立場でも「鳴らしてもらって良かった」と思える”状況の時には軽く「ポンッ」と鳴らしていた。


ところが今月、「例の“事故隠し”が報道された後、特に世間の目が厳しくなっている」ということで、再度「クラクションは禁止だ」と念を押されたのである。「前の車が青信号に気付いていなかったとしても、もう一信号待つつもりで」とまで言われて…


ある交差点の左折レーンに2台目で止まって、それほど待たずに左折矢印と直進矢印が出たのだが… 前の車は動かなかった。私は「あれまぁ~! 行かぬなら行くまで待とう、仕方ない… それにしても、何をやっているんだ!? 電話? 化粧? それとも…」と思いながら、その車のドライバーを見た。


すると、その女性はしっかりとハンドルを握って、前を向いていたのである。私は「矢印信号に気付いていないだけならば、いつか動いてくれるけれど… 矢印信号を理解していないということは、死ぬまで動か… ん? いやいや、死んだら絶対に動かないし!」と思って「ポンッ」と鳴らして教えた。


あ~ぁ… 念を押された月に、早くもクラクションを鳴らしてしまった私である。しかし、青信号なのに行かない車に対して“教えてあげない”のはなぁ… 「世間の目」「世間の目」と言うけれど、“バスの乗客の目(特に、助手席などに座って前を見ている人の目)”はどうなんだろう… 何か変…