電車の場合… 駆け込み乗車の人がいた時、すぐに「駆け込み乗車は大変危険ですのでおやめください~(以下略)」というアナウンスが流れる。電車は車両が長いので、駆け込み乗車した人と車掌の目が合うなんてことはまずない。
その乗客が「クソ!」と逆恨みして、長い車両の最後部まで行けば話は別だが… 車掌が“隔離されている”と分かっているし、そこまでやるのも「アホらしい」と思って足を運ばないのが実情だろう。
しかし、バスの場合… 車掌の役目も受け持つ運転士が乗客に何か注意をすると、必ずと言っていいほど目と目が合ってしまう。僅か10m程度の車両に“隔離されていない”運転席なので、当然と言えば当然である。
だから、注意する時には… それなりの覚悟を決めて、最初から“ミラー越しにその人を見ている”のが実情である。そして、バスの運転士は乗客に嫌われて… いいんだ、いいんだ、運転士なんて… どうせ、どうせ… あっ!
そうか、そうか! 注意ばかりしているからいけないんだ。たまには「お似合いですね」とか「お美しいですね」って声を掛ければいいんだよなぁ… ん? 「ナンパされた」とか「気持ち悪い」って苦情が来るのがオチ!? だよなぁ…