バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

いつもは乗らない人たち

2017年07月26日 21時44分02秒 | バス運転士
某地区(街中)巡回バスの運行中… M停で4~5人のお婆さんが乗り、すぐ次のN停からも4~5人のお婆さんが乗った時のこと… 「あら、やだぁ~!」「あれ、どうしたのぉ~?」と、M停組のお婆さんとN停組のお婆さんの会話が始まった。

「どこまで行くのぉ~?」「区役所!」「えっ!? このバスは行かんよ」「行くよねぇ~?」と、急に振られた私は「かなり遠回りになります」と答えたのだが、「ほら、某総合駅行きに乗らんと!」「いいわ、私はず~っと区役所まで乗っとるで! 社会見学だわさ」ということで話がまとまったのを確認… 私はバスを発車させたのだった。

それから約1時間後、今度は営業所前ターミナル行きとしてA駅停を発車、一つ目のA駅“南”停で止まった時こと… そこで乗った男性の着席を待っていたところへ、可愛い生徒さん2人が駆け込んできて「A駅の某大手ショッピングモールの近くへ行きますか?」と言った。

「えっ!? A駅の… ショッピングモール…??? 200mくらい先に見えているのは… そうだと思うんだけど… 違うのかなぁ?」と“あまりにも近くにあるものを聞かれて不安になってしまった”私は、右斜め前方を指差しながら「あれ… ですか?」と控えめに言った。すると、2人は「あっ! あるじゃん」「ありがとうございましたぁ~」と言うや否や走り去ったのだった… あぁ~ もしも仕事中じゃなかったら、一緒に行って…(こらこら! そんなに捕まりたいのかぁ~??? ハハハ…)