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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

いくら規則だからって…

2017年07月30日 16時15分43秒 | バス運転士
先月、私が市内中心部で接触事故を起こした後… 営業所の事務所で、ある上司と一緒にドライブレコーダー映像を見ていた時、「(バスから離れる時は必ず輪留めをするという規則があるのに)輪留めも、やっとらんしね」と言われたので、私は「へぇ~ この人もそういうこと(事故とは関係ない事)を言う(粗探しする)んだぁ~ もう少し運転士の気持ちを考えてくれる人だと思っていたのに…」とガッカリした。

もしも、その場に他の上司もいたならば、「その存在を意識して、立場上(本当はそう思っていなくても)言っただけなのかな?」と思ったのだろうが… 他には誰もいなかったのである。また、輪留めについては… 私の中では「これはやる」の一つに入っているので、自分で言うのも何だけど「しっかりやっている方だ」と思っている。

さて、上司から「やっとらん」と指摘された場面というのは… 接触した直後に終点の降車停で止まっているところへ、相手車のドライバーがやって来て「今、当たりましたよねぇ?」と言ったので、相手車の状態を見に行こうとした時のこと… 当然、私の頭には“輪留め”が浮かんだのだが、「バスはちゃんと止まっているんだし… そんな形だけの輪留めよりも、今の相手の気持ちを考えよう」と思って、輪留めをせずにバスから離れたのである(その後、1分も経たないうちにバスに戻り、待機場所へ移動させた)。

いくら規則だからって… もしも、そこで私が輪留めをしていたら… 「被害者である私の車よりも、そんなもの(一般車には馴染みがない輪留め)を優先するなんて!」と相手の心証を悪くして、後になって「首が痛い」と言い出した可能性がないとは言えないのである。まぁ、それは極端かもしれないけれど、気分を悪くさせた可能性は高いと思う。だから、その時の私の判断は「間違っていない!」と今でも自信を持っている。

何でもかんでも上から言われた通り… そんな上司だったら人間がやる必要はない。いつかネットで見た「近い将来、人工知能が中間管理職を担当する」という記事を思い出し、「一日も早くそうなってもらいたいものだ」と思ったりして… 運転士には“何年研修”だの“モニター赤点研修”だの、ほとんど形だけの研修を受けさせているけれど… それよりも、大勢の上司たちに“中間管理職とは何ぞや?”みたいな研修を「もう嫌だ!」と言わせるくらい受けさせた方が… 今後の会社のためにも良いと思うぞ! ハハハ…(オマエは相談役かよ!)