バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

無職九十九日目 様々な境界線がなくなって…

2022年12月23日 19時31分05秒 | 日記
時代の流れとともに“様々な境界線”がなくなるのは当たり前なのかもしれない。時代の変化に鈍感な私でも気が付いた過去の出来事を思い出してみると… チキン屋さんがバーガーも作るようになったり、牛丼屋さんがカレーも出すようになったり、コンビニさんが薬や野菜も販売するようになったり、アナウンサーがタレントのようになったり、声優がアイドルのようになったり… もちろん、それらの逆もあったりする。2~3日前に放送された漫才の番組では「漫才なのかコントなのか」と言われていた。ま、面白ければ何でもいいんですけどね。

また、昔々“夕●けニャンニャン”というテレビ番組の中で“お●ャン子クラブ”というグループがお世辞にも上手いとは言えない歌を披露していたり、“と●ねるず”というコンビが視聴者に伝わってこない内輪受けのネタで笑っていたり… そんな姿を見て「素人が玄人の真似事をしているだけだな」と感じた記憶がある。その十数年後、私は駄目元で受けたバス会社(当時は鉄道会社の自動車部門)から内定をもらって驚き、慌てて“大型二種免許”を取って採用されたのだが… 「大型車に関しては素人なんだけど、玄人のような顔をして仕事しなきゃいけないんだな」と思ったものである。

実際、バスの運転に少しずつ慣れていた頃は、道路工事で狭くなっている交差点をすんなり曲がれた時などに「誰も運転士が素人だなんて思わないよなぁ~ ホント、俺って天才じゃね?」などと“勘違い”することが何度もあった。しかし、それから間もなく… 高さに対する注意が疎かになってバスの上部を民家の軒先にぶつけて破壊してしまい「やっぱり素人だわ」と思い知らされたものである。その後も接触事故を起こすわ(怪我人不在だったのは不幸中の幸い)、道を間違えるわ(2~3年に1回くらい?)、何をするわ(何って何だよ!)… エンストなんて日常茶飯事だったから、その度に「申し訳ございません」と… とても玄人とは思えなかっただろうなぁ~