バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

無職百五日目 馬より舟

2022年12月29日 19時27分37秒 | 日記
子供の頃は、亡父に連れられて競艇場へ行くことが多かった。色気も何もない建物の通路には、新聞紙やハズレ舟券や飲食物の空き容器が散乱… 大勢のオヤジたちは煙草のポイ捨てはもちろん、タンや唾を吐きまくり… 本当に汚い場所だったので楽しくなかった(今は女性客や家族連れでも安心して行ける場所になり… 正に地獄から天国である)。おまけに私は「1番(1号艇)が勝ってばかりだし、配当金も安くてつまらない」と思っていた。

成人して「ギャンブルを始めよう」と思った時、長野にいたせいもあって競艇のキョの字も耳に入らず… 自然と競馬をやることになった。子供の頃から競艇に触れていたお蔭で、「ギャンブルは儲からない」「予想なんてハズレて当たり前」「お金を借りてまでやることではない」などの考えは確立されていた。だから「どうせ当たらないなら大穴狙い」というスタイルを貫き… たまには当たることもあり… それなりに楽しめていた。

“だがや市”に帰って以後… バス運転士時代には、某路線沿いにある“競艇(ボートレース)の場外舟券売り場(ボートピア)”へ行く高齢者を乗せることもあったのだが、「なぜ競馬じゃなくて競艇なんだろう? 競馬の方が大金を狙えるのに…」と思っていた。しかし、今… “無職なのに競艇の女性選手に興味を持ってしまった私”は、その気持ちを理解できた気がする。決して大金が欲しい訳ではなく、「ただ遊びたいだけ(適度に当たって喜びたいだけ)」なのだ。

競馬は一度に十何頭も走ることが多い(着順の組み合わせ数が多い)ので、「当てよう」と思うと嫌でも買い目(投入金額)が増えてしまうけれど… 競艇は一度に6艇しか走らない(着順の組み合わせ数が少ない)ので、そんなにたくさん買う必要がないのだ。それに、競馬や競艇は“予想している時間も楽しい”ので、結論が出なかったらお金を使わなくて済むのである。さらに、自分の予想が外れてお金を失ってもストレスにはならない。なぜならば、“勝利者インタビュー”を受けている女性選手の笑顔を見ていると、「しょうがねぇなぁ~」と私まで嬉しくなってしまうからである。ハハハ…(ま、笑って済ませられる金額しか使ってないからな!)