バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

きっと勘違い、あっと間違い

2009年06月10日 01時42分59秒 | バス運転士

今朝(9日)の某駅、最後に降車口へやってきた若い女性がカードと整理券を持ってきたので、私はよくあるパターンとして「乗車時にカードを機械に通せなかった」のだろうと思ったのだが… まったく違った。彼女は「昨夜、降りる時に運転士さんから『もう一度通して』と言われて通したんですけど… これって…」と言いながら、カードの裏面を私に見せたのである。カードの使用履歴の最後には、明らかに二度の精算をした形跡が… 昨夜、カードが詰まったか何かのトラブルがあり、運転士が『未清算だ』と勘違いしてそうなったと思われる。私は「そうですね… だから、今日はいいですよ。申し訳ございませんでした」と謝罪した。昨夜の運転士も、決して悪気があったわけではない。焦りと勘違いと思い込みと… “瞬間的な判断”は間違えることもあるのだ。

もう何年も前の話だが… 私も200円のところを270円で精算してしまったことがあった。「夜は、駅から乗った人が各バス停で降りて行くだけだ」という思い込みがあり、ある女性が降りる時に「カードを通してない」と言って… 私は彼女が途中から乗ったことをすっかり忘れて、勝手に駅からの運賃で精算をしてしまったのである。私は、バスを発車させてから「なぜ、彼女は首を傾げながら降りて行ったのか?」と考えていて… 「あっ!」と自分の間違いに気付いたのは数分後だった(遅過ぎ!)。それからというもの、そのことでずぅ~っとモヤモヤ気分だった。そして、2~3週間後だったか、彼女と再会した時に「先日、私が運賃を余分に引いてしまったと思うのですが…」と話しかけると、彼女は「あぁ… いいですよ」と言ってくれたのだが、もちろんキッチリ精算してスッキリさせた。彼女が降りていたバス停は、他にあまり降りる人がいないので覚えていられたのだが… もしも、大勢が降りるバス停で覚えていられなかったら… 未だにモヤモヤしたままだったかもしれない。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは。お疲れさまです。最近は帰りが遅くな... (クリボン)
2009-06-11 21:05:32
こんばんは。お疲れさまです。最近は帰りが遅くなってバタンキュー状態でブログに訪問出来なくて失礼してます。

料金てのは降りる一瞬の事ですから大変ですよね。昔は車掌さんがいてお釣りも何も全部やってくれましたからね。今は運転士さんが全てやるのだから大変ですね。
勘違いとかありますよね。そう言えば最近利用したバスで勘違いで多く料金を入れて アッて言ったんだけど運転士は知らん顔でした。大した金額じゃないから降りましたけど 後で段々気分悪くなりました。その時に言って騒ぐのがイヤだったからね。知らん顔が腹立ったんですけど。どっちでもいいんですけどそんな事ありました。
返信する
クリボン様。 (Unknown)
2009-06-11 22:27:10
クリボン様。
こんばんは。夜遅くまで、お仕事お疲れ様です。さて、その運転士は機嫌が悪かったのでしょうかねぇ??? それにしても、知らん顔はないですよねぇ… その余分な金額が運転士の懐に入るわけでもないのに…
返信する

コメントを投稿