バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

見ているようで見ていない!

2015年02月13日 21時51分22秒 | バス運転士
今日は昼前出勤だったので、休日と同じく朝6時50分に起きた。そして、天気予報やニュースを見ながら簡単な朝食、その後にトイレと風呂… 風呂と言っても、高校卒業以後、湯船に入ったのは数えるほどで、いつも“朝シャワー”である。

さて、いつものように体を洗い、泡を流し始めた時のこと… シャワーから出るお湯の勢いが弱くなったような気がしたので、「あれ? シャワーのレバーにホースが当たっちゃったかな?」と思ってレバーを確認したのだが… 問題なかった。

それなのに、シャワーの勢いは更に弱くなり… 「まさかの断水か!? まだ頭を洗ってないのにぃ~! でも、ここまで弱まるのにかかった時間から考えて… まだ行ける!」と思い、体の泡はおいといて、頭にシャンプーをかけてゴシゴシ… すぐに流… 流… 流… ジ・エンドとなった。

しばし呆然とする私… 「あぁ、こんな時… 私が湯船派だったら…」と、初めてシャワー派であることを悔やんだ。が、無い物ねだりをしても仕方がないので、タオルで体の泡を拭き取りながら「いつも台所のヤカンに少し水が入っているから、頭の泡はそれで…」と思っていた。

しかし、こういう時に限って水は入っておらず… 結局、頭の泡もタオルで拭き取り、ドライヤーで乾かすことになった。が、意外と問題ないことが分かったので、「これからはこれで行こうかな? 水の節約にもなるしぃ~!」と思… わなかった。

その後、「そういえば、断水のお知らせを何処かで見たような…」と思っていたら、冷蔵庫に“見慣れたデザインの断水のお知らせ”が貼ってあった。“自分は早朝出勤が多い=昼間の断水は関係ない”と思って… よく見ていなかったのである。

見ているようで見ていない… それは仕事中も同じで、バスの運行に直接関係ないモノに気付かないことが多い。先日も、私が運転士仲間に「☆☆駅の地下に某コンビニがあるんだっけ?」と聞いたところ… 「地下? 地下は知らないけれど、地上に某コンビニがありますよ」と言われた。

私が「へぇ~ そうだっけ!? 地上って… どのへんにあるの?」と尋ねると、「松井さん! 乗り場のところにあるじゃないですかぁ~!」と言われて驚いた… が、その運転士さんの方が驚いた様子で、「あんなに大きいのに… 気が付かないんですか!? もう3年目だというのに…」と言われてしまった。

私が「う~む… 以前、地下にあるって聞いた記憶があるんだけど… ひょっとして“近く”が“地下”に聞こえちゃったのかな?」と言うと、「いや、そういう問題じゃないですって! 今度、☆☆駅へ行った時、右折する前に乗り場の方を見てくださいよ。驚きますから…」と言われたのだった。

そして、その2~3日後に☆☆駅へ行ったのだが… わたしゃたまげた! ☆☆駅のバス乗り場は、一棟のビルをグルッと囲むようにあるのだが… その1階部分は“すべてコンビニ”で占めていると言ってもいいくらいデカかったのである。ま、私の言い訳としては… そこは大きな通りを右折するところなので、いつも“対向車”と“自転車”と“歩行者”ばかり見ているから… それに、ウチの営業所のバス乗り場は、“ドアも窓も何もないコンクリート製の壁側”にあるから…

と、ここまで書いてから、念のためにグーグルで確認… ゲゲッ! ゲゲッ! ゲゲェ~ッ! わたしゃ超たまげた! コンビニが入っている“ビル”は、なんとビックリ平屋だし… ウチの営業所のバス乗り場がある壁側にも、コンビニの看板が光っているではないか! うっそぉ~~~! マジかぁ~~~! このことを知らなかったのは私だけだろうか? 他にも気付いていない運転士さん、いないかなぁ… いないだろうなぁ… ハハハ…

サイレンがいっぱい

2015年02月12日 23時04分14秒 | バス運転士
先日、ある交差点で… 先頭から8台目くらいの位置で信号待ちをしていた。私は「次の青信号で行けるかどうか微妙な位置だなぁ… まぁ、行けたとしても、その先々のバス停で時間調整停車をすることになるだろうから… 慌てて行く必要もないか!」と思っていた。

信号が青に変わり、私の前の車たちが動き出し… 案の定、私のバスが停止線よりも5~6m手前にいた時に、信号が黄色に変わってしまった。私は“予定通り”ブレーキを踏んで停止線の直前で止まった。すると、バスの背後から現れた1台のパトカーが右ミラーに映り、右折レーンに入って来たのだった…

もしもバスが遅れていたら… 私が「この青信号で行きたい!」と思っていたら… そのパトカーの“餌食”になっていたかもしれない。まぁ… 多分… バスの背後からでは、車両用信号が見えていないとは思うが… ん! いかんいかん! そういう問題ではない。

さて、そこで信号待ちをしていたところ… 突然、そのパトカーが「ウゥ~!」とサイレンを鳴らして右折して行ったので、私は「今、信号無視した車いたか? いないよなぁ~ 何か緊急の連絡でも入ったのだろう」と思った。

さらに今日、同じ交差点へ“別の方向から”向かっていたところ… 1台のパトカーが「ウゥ~!」とサイレンを鳴らしながら出てきたのである。また緊急の… いや、時刻は昼の12時半過ぎ… まさか、署長から「急いで牛丼を買って来い!」なんて無線が入ったんじゃ…(ないない! でも、昔は日常茶飯事だったりして…) 最近、白バイやパトカーのサイレンを間近で聞く機会が多いなぁ…(♪リッスントゥザサ~イレン… ス) えっ!? 次はオマエの番だって??? ひぇ~~~!

横断者か否かの見極めは…

2015年02月11日 10時24分22秒 | バス運転士
私が走っているバス路線内において、昨年から“横断歩行者等妨害等違反”の取り締まりが強化された。特に、某地区巡回バス路線内と、営業所前ターミナルの南方の2か所が、私のボケ脳にもハッキリと記憶されている。前者は地下鉄の駅があるので、電車到着のタイミングによっては人の横断が多くなる。後者は人が少ないけれど、目の前には交番が… どちらも難所である。

さらに、前者は北から南へ行く場合… 後者は南から北へ行く場合… 前方の交差点の信号が青の時には、ついつい“行きたくなる”場所なので気を付けなければならない。が、前者については“時々、白バイが獲物を狙っている”ことが知られたのか、それによってドライバーの意識が変わったのか… 以前と比べて“止まる車が増えた”ように感じる。

それはいいのだが… そこから500mくらい南方にある“信号なしの横断歩道”では、これまでに取り締まりをやったことがないせいなのか… 横断歩道の脇に人が立っていて、こちらが横断歩道の直前で止まっているのに、対向車は止まらずに行ってしまうことが多い。それを見ると、前者で止まる車が増えたのは… ただ単に「取り締まりをやっているかもしれない」という恐れによるものなのかもしれない。

また、先日の後者でのこと… 私が横断歩道に接近中、歩道を歩いているお婆さんを発見した。私は「横断歩道を渡るのかな? 渡らないのかな?」と思いながら、お婆さんの動向をうかがっていた。すると、お婆さんが横断歩道の脇で立ち止まったので、私も横断歩道の直前で止まったのだが… お婆さんは、“横断歩道の前にあるお店”をジッと見て動かなかったのである。私は少し迷ったけれど、「すぐに渡る意思はない!」と判断して発進したのだが… これでも捕まるのかなぁ~???

もしも捕まるとしたら、そこでずぅ~~~~~っと待つことになるんだけど… 後続車からブーブーやられ、乗客からブーブー言われ… 仕方がないので、車外スピーカーを通して「渡りませんかぁ~?」と声を掛けて… それでも反応がなかったら、バスから降りてポンポンと肩を叩きながら「すいませぇ~ん」と話し掛け… すると、お婆さんが「ナニ、あんた! 私の肩なんか触って! セクハラで訴えるでね!」なんて言い出したりして… 横断歩行者等妨害等どころではなくなっちゃうなぁ~ ハハハ…

一石二鳥の取り締まり!?

2015年02月10日 22時47分52秒 | バス運転士
某地区巡回バスの“某途中駅停”で乗降客扱いをしているうちに後続車に追い越され、約100m前方の交差点までの間が車で埋まってしまった。その交差点の信号が赤だったので、対向車はほとんどなく… 駅利用の歩行者たちは、私の目の前にある“信号のない横断歩道”を右から左へ、左から右へと渡っていた。

しばらくして約100m前方の信号が青に変わり、対向車がやって来たのだが… ちょうど歩行者も途切れたところだったので、スイスイと横断歩道を通過して行った。それと同時に、私の前の車たちも動き出し、私のバスも続いて… と思ったのだが、横断歩道の脇に歩行者が来てしまったので発進できなかった。

そこへ、前方からやって来た1台の軽自動車(推定30代前半の女性)が、横断待ちをしている歩行者を無視して横断歩道を通過、私の前の脇道へ右折… と、その時! 「パオ~~~ン」と(象かよ!)別の脇道から1台の白バイが現れ、軽自動車の後を追って行った… その後の2人がどうなったのか誰も知らない…(どうもならねえよ!)

私が、目の前の横断歩道を渡る人たちが途切れるのを待っている間、何気なく右前方に視線を移したところ… さっきの白バイが出てきた脇道に、もう1台の白バイが止まっているのが見えてしまった。そこへ、対向車線を走ってきた1台のバイクが、横断歩道を渡り始めた人を無視して通過して行ったのである。

私は「それ行け、白バイ!」と思ったのだが… なぜか白バイはピクリとも動かなかったのである。う~む… 白バイの位置から歩行者が見えなかったのか、たまたま目にゴミが入って見逃してしまったのか… まさか、白バイ隊員が“ターゲットとしている年齢層の女性”だけを捕まえて、「こりゃ仕事(ノルマ)と婚活の一石二鳥だ!」なんて言ってないだろうなぁ~ ハハハ…(ないない!)

終点まで行ってる? 行ってる行ってるぅ~!

2015年02月09日 21時14分17秒 | バス運転士
“バスが終点まで行かずに営業所へ帰ってしまった”というニュースが流れた後、御上の方から何らかの指示があったようで… 先日の始業点呼時に、上司から「過去1年以内に、そういうことをやっていないか?」と聞かれた。どうやら、運転士全員に確認(聞き取り調査)しているようだ。

私が「はい、やっていません」と答えると、上司は「もしもやっとっても、やりましたなんて言えんわなぁ~」と… 決して、私に対してどうこう言ったのではなく、あくまでも一般的な話として言っただけだと分かったのだが、つい「(この1年どころか)入社してから一度もやっていません!」と強調してしまった。

すると、たまたま横にいた運転士さんから「あの当時(いい加減な時代?)の雰囲気の中で、よくやりませんでしたねぇ~」と言われたので、私は「いや… ただ私が乗客の人数を数えられなくて、いつ乗客ゼロになったのか分からないだけなんだけどね。ハハハ…」と、さっきの強調部分を打ち消すかのように答えた。。。。。

入社当時の私が走っていた路線では… 夜遅い時間帯の私鉄某駅から住宅地方面へ行くバスは、帰宅する人たちを降ろしながら走るだけで、途中から乗られた記憶がほとんどないのだ。何年間も走っていて、一度あったような… なかったような… そんな感じなので、乗客ゼロになった時点で帰ってしまっても問題(あるんだけど)なかったのかもしれない。

しかし、私は“自分が10分早く帰れること”と“途中のバス停に乗客がいること”… それぞれの重要性や確率などを考慮してやらなかったのだが… もしも終点の1つ手前のバス停で乗客ゼロになり、“そこから終点までの一区間が1時間以上もかかる路線(そんな路線はないだろうけど…)”だったとしたら、誘惑に負けていたかもしれないなぁ~

そして、そこで営業所に電話をして「もう帰っていいですかぁ~?」と言った私に対して… 上司も「おぉ~、そうか! 今、美味しい豚汁が出来たところだから、早く帰ってこい! 気を付けてなぁ~」とでも言いそうな… いや、間違いなく言われただろうなぁ~! ハハハ… ♪そんな時代もあったねと~