バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

運転士仲間との様々な交流?

2018年04月20日 17時58分53秒 | バス運転士
先日、営業所の食堂で… 運転士Lさんがサラダを片手に席へ戻ろうとした時のこと… キャベツの上に載っていたトマトが「ぽてっ!」と床に落ちてしまった。運転士Lさんはすぐに食堂のお姉さんに申告して、別のトマトを載せてもらったのだが… その場にいた数人の運転士さんから「あぁ~~~(そんなことしてもらっていいのかぁ~?)」という声が上がったので、反射的に私の口から「“準ちゃん”に言ってやろ!」と出てしまい、みんなで笑ったのだった…

また、その後の休憩室では… 運転士Mさんが「松井さん、右肩どうですか?」と声を掛けてくれたので、「いやぁ… 全然、良くならないんだよなぁ~」と答えたところ、「毎晩、準ちゃんがワラ人形とかやってるかもよ」と言ったので、「いいよ、それならば左腕でやるから」と答えたら、「それじゃ、準ちゃんに“(釘を打つのを)左肩に変えるように”言っときます」と言われ、一緒に笑ったのだった…

ある日曜日の朝に、ある路線を定刻で走っていた時のこと… 前方のバス停に人影が見えたのだが、すぐに“犬の散歩をしているおじさん”だと分かったので通過… と思ったら、まだ“発車時刻前”だったので、私は乗客に「発車時刻まで、しばらくお待ち下さい」と案内しながらバスを止めて前扉を開けた。そして「そろそろ発車時刻だな」と思った時、「おはようございます」という声が聞こえたので、「えっ!? 何? 誰? 私?」と戸惑っていたら… 再び「松井さん、おはようございます」という声が聞こえたので驚いた。そう、犬の散歩をしていたのは、ウチの運転士Nさんだったのである。こりゃ失礼… 私よりも若い人に「おじさん」はないよなぁ~ ハハハ…

ちょっと前の乗務中でのこと… 駐車車両があったためバス停から発進できず、「これじゃ、前方の青信号に間に合わないなぁ~」と思っていたところ、珍しく後続車が途切れたので速やかに発進… 「よし、ギリギリ間に合った!」と思いながら“歩行者用信号が赤になった交差点”を左折… すると、先頭で信号待ちをしていたウチの運転士Oさんが、私に向かって親指(中指じゃないよ!)を立てたのだった… そう、それは「グッジョブ!」という意… ん? 「(上司が見ていたら)アウト!」という意味じゃないかって!? ま、どっちでも… 反応があるのは嬉しいことだ。ハハハ…


ここ3日間の朝の風景

2018年04月19日 23時45分06秒 | バス運転士
今朝の某港行きでは… いつものように営業所の西700~800mにある大きな交差点を先頭とする渋滞に遭遇… その渋滞を抜けた時には5分遅れとなっていた。さらに、そこから2km西にある踏切を先頭とする渋滞にも遭遇… 5分くらい“1ミリたりとも動かない”こともあり、気が付けば10分遅れになっていた。しかし、委託元特有の“サバ読み時間”&私の“ちょっとした頑張り”で、終点には到着予定時刻よりも1分早く到着したのだった。

昨日の朝の営業所前ターミナル発・A駅行きでは… 前述の某港行きと同じく、営業所の西700~800mにある大きな交差点を先頭とする渋滞に遭遇… その渋滞を抜けた時には3分遅れとなっていた。その後、終点A駅の二つ手前のバス停がある交差点を先頭とする渋滞にも遭遇したのだが、それが酷くて酷くて… 一つ手前のバス停からノロノロ運転… サバ読み時間の12分だけでなく、到着から次発までの休憩時間12分もなくなり… 水筒のコーヒーを一口だけ飲んで、その次の某地区(街中)巡回バスに突入したのだった。

また、一昨日の朝… 片側三車線の道路を某総合駅へ向かっていた時のこと… 目の前に交番がある交差点を直進して約50m先にバス停があるのだが、その手前に一人の警察官が立っていたので、私は「あぁ、信号の変わり目で笛を吹いて注意換気をしているのだろう」と思いながらバス停で乗降客扱い… と、その時! 「ピピピピピィー!」という笛の音が聞こえたので、「あれ? いつもと鳴らし方が違うような…」と思って右ミラーを見たら、警察官が(“止まれ”と書いてある?)プラカードを持って中央分離帯側の車線まで飛び出し、一台の軽自動車(多分、信号無視)を止めていた。

その折り返し、某総合駅を超満員で発車… 一つ目のバス停で前扉から二人が乗り… 二つ目のバス停では中扉から三人が降りたので、そこで待っていた男性には中扉から乗ってもらった。三つ目のバス停では前扉&中扉を開けて、大勢の人に素早く降りてもらうはずだったのだが… そのままでは前扉を開けられなかったので、前扉の近くに立っていた女性に「もう少し前扉から離れてもらえますか?」とお願いしたのだが、スマホに夢中の“耳栓女”は知らん顔… 結局、ほとんどの人が中扉から降りることになってしまった。その後、終点に到着した時… 「あれ? そう言えば… 中扉から乗った男は何処へ行った!?」と気が付いた。う~む… たぶん定期券… あるいは一日乗車券… まさかの現金… ひょっとしてモニター…(そんな時間に乗らねぇよ!)


行きますよねぇ? 行きますか?

2018年04月18日 21時31分46秒 | バス運転士
今日は午前中に某地区(街中)巡回バスを走ったのだが… 今月からバスを利用する人が多いのか、昨日も今日も行き先に関する質問が多かったような…??? そんな中、あるバス停では一人の女性が「区役所、行きますよねぇ?」と言いながら乗ったので、私は「その表情と言い方は、このバスを知らないのではなく単なる確認か… 少し遠回りになることも承知の上だな」と思った。

そこで「はい、グルグルッと回ってから…」と簡単に答え始めたのだが、私の話が終わらない内に通路を後方へ歩いて行ったので、「あぁ、やっぱり知っているんだ」と思った。ところが、バスが遠回りした後… いよいよ次が区役所停となった時に「区役所、まだですか?」と聞かれたので、私はちょっと驚きながら「あ、あぁ、次です」と答えたのだった。

また、巡回二周目の途中では… 小さな子供を連れた若くて綺麗なお母さんから「区役所、行きますか?」と聞かれたのだが、そこから区役所停までは“とても遠回り”だったので、私は断腸の思いで「行くことは行きますけど、このバスは物凄く遠回りになるんですよぉ…」と答えて扉を閉めたのだった… あぁ、お母さんの悲しそうな目が忘れられない…(うそつけ! 何でもすぐに忘れるくせに!)

はぁ… あそこで「はい、行きますよ」と答えて乗ってもらって… 知らん顔して区役所停まで直行して… 白々しく「あっ! 道を間違えちゃったぁ~! こちらで降りられる方がいらっしゃればどうぞ…」と言えば良かったかなぁ~ 一度やるも二度やるも同じだもんなぁ~ ハハハ…(こらこら! 同じじゃねぇよ!)


わ~ぃ、みんな仲間だねぇ~!

2018年04月17日 21時17分43秒 | バス運転士
今日の勤務後半… 某地区(街中)巡回バスの起終点となっているA駅の乗り場で… おばさんから「◎◎グランドの前は?」と聞かれたので、私は「◎◎グランドというバス停が、グランドの真ん前にありますよ」と胸を張って答えたのだが… 「いえ、◎◎グランドの一つ手前のバス停は何ですか?」と言い直したのを聞いて、「あ、あぁ… ◎◎図書館ですぅ…」と答えたのだった…

また、別のおばさんからの「※※三丁目は?」という質問に対して、私が「◎◎運動場の方を回りますが、※※三丁目に戻りますよ」と答えると、そのおばさんはバスに乗った。(多くのバスはA駅を出てから“※※一丁目→※※二丁目→※※三丁目”と真っ直ぐ進むのだが、巡回バスは“※※一丁目→◎◎図書館→◎◎グランド→◎◎運動場→※※三丁目”と少しだけ遠回りするのである)

発車時刻になりA駅を出発… ※※一丁目の交差点を左折したところ… おばさんが前の方へやって来て「あれ? ※※三丁目、行かないの!?」と言ったので、私は「いえ、行きますよ。すぐに戻ります」と答えながら「だから… さっき説明したじゃんかぁ~」と心の中で叫んだのだが… その瞬間、「あ、他人のこと言えないかぁ~」と思ったのだった…

それは勤務後半の出撃前のこと… 始業点呼を受けてから所定の場所へ行ったのだが、私が乗るはずのバスがなく… 出撃時刻の10分前になって「事務所へ問い合わせてみようか?」と思った時にバスが帰って来たのである。その車内には、先生(ゴマちゃん)と新人さん(50代男性)が乗っていたので、「なるほどぉ~ それじゃあ、遅れても仕方がないよなぁ~」と思った。

「すいません、遅くなりまして…」「いえいえ、忘れ物のないように…」などと会話をしながら乗務員交代… 私が自分の準備を開始して間もなく、デジタコ機器に“記録用カード”が入ったままであることに気が付いた。そこで私は「お~い! デジタコ~!」と、事務所の方へ歩いて行く二人の背中に向かって叫んだのだが…

すぐに「ん? 待てよ… この記録用カード… たった今、私が入れたんじゃないのか!?」と気が付き、「あぁ~ 何でもない! 俺のだったぁ~」と叫んだのだった… その後、出撃時刻の5分前に準備完了し、念のために車内チェックしたところ、黒い座布団(特殊素材のクッション?)が一枚… そう、それはゴマちゃんの忘れ物だったのである。わ~ぃ、みんなボケ仲間だねぇ~! ハハハ…


せっかく前の方へ来たのに…

2018年04月16日 21時50分27秒 | バス運転士
先日、あるバス停で二人のお婆さんが降りようとした時のこと… お婆さんCの「ちょっと! あんた、手提げカバンは?」という呼び掛けに対して、お婆さんDの「はっ!? あぁ~ ないわ!」という返事が聞こえてきて… お婆さんCが二人で座っていた席に戻って確認したのだが、カバンはなかったようだった。

そして、そのまま諦めて降りて… 行かず、お婆さんCが通路を前の方へ歩いて来たので、「“もしもカバンがあったら保管しといてちょうだい!”とでも私に言うのかな?」と思ったのだが、前扉周辺を確認しただけで、 何も言わずに中扉から降りて行った… ひょっとして「この運転士は信用できん」と思ったのかな? ハハハ…

また、A駅経由B駅行きでのこと… A駅で大半の乗客が降りてしまったので、車内はガラガラに… すると、中扉付近に立っていた男性(推定50代)が嬉しそうな表情を浮かべながら前の方へやって来て背後席に陣取った。着席を確認した私が扉を閉めて発車しようとした時、前扉の外へ一人のお姉さんがやって来たので、私は再び前扉を開け… お姉さんはバスの乗った。

すると、「あら!」「おぉ!」という声が、私の左と後ろから聞こえたのである。どうやら、そのお姉さんは背後席のオッサンと知り合いだったようで… たった今、前の方へ来たばかりのオッサンは席を立ち、二人は何やら話をしながら車内後方の二人掛けの席へ移動したのだが… 「お●ぱい触っていい?」「キスしていい?」などの発言は聞こえなかった。(当たり前じゃ!)