忘れるボケは私だけじゃないようで…

今朝５時過ぎ、自分が乗るバスの点検＆準備を終えた時…　ふと思い出した。昨日の昼間、最後部座席の足下に“飲みかけのペットボトル飲料（オレンジジュース）”が捨てられていたので、「乗務終了時に捨てよう」と思いながら運転席と運賃箱の間に置いておいたのだが…　乗務終了直前の“前扉トラブル”で頭が一杯になり、その存在さえも忘れていたことを…

そこで、乗務前半の始業点呼を受けた後…　昨日のバスが止めてある場所へ行って主電源の車外スイッチを入れた（通常、これで前扉が開く）のだが、まだ修理されておらず前扉は開かなかった。前扉の開閉には“空気”を使っているので、「一時的に空気を抜いて、手動で前扉を開けよう」と思った私は、電気系統のトラブルとは関係なさそうな“空気抜きコック”を使った。

前扉を手で押して自分が通れる幅だけ開放、バスに乗り込んでペットボトルを回収、車外に出て“空気抜きコック”を元に戻した。すると、なぜかスゥ～～～ッと前扉が…　壊れているはずの前扉が完全に開いたのである。「あれ？　直ったがや！」と驚き＆喜んだ私は、すぐに事務所へ行って報告したのだが…　「実は、他にも２～３台、同じようなトラブルがあって…　センサー異常ということで、修理することになっている」と言われた。

また、午前１１時過ぎに乗務後半の始業点呼を受けた後、自分が乗るバスの点検＆準備を開始したところ…　なんと、助手席の足下に“飲みかけのペットボトル飲料（お茶）”が立てられていたので驚き＆笑ってしまった。多分…　昨日の私と同じく、乗客が捨てて行ったペットボトル飲料を「乗務前半が終わった時に捨てよう」と思っていたのに…　バスから降りる時に忘れてしまったに違いない。そうかぁ～　忘れるボケは私だけじゃないようで安心したよ。ハハハ…

本日の乗務の最後の最後で…

午後５時過ぎ、営業所前ターミナルに到着、両扉を開けて降車客扱い…　車内チェックを終え、「今日の乗務を無事に終了～！　営業所（ターミナルの奥）へ帰ろう～！」と思って両扉を閉め…　閉め…　なぜか前扉が開いたままだったので「ん？　接触不良なのか？」と思い、扉開閉レバーを押しながら動かしてみたけどダメ…　何度も操作してみたけどダメ…　「何かセンサーに引っ掛かっているのか！？」と前扉周辺を確認したけれど何もなく…　「マジか！」と困ってしまった。

私のバスは降車停の“２台目”に…　正確に言うと“降車停の後ろの通路”で止まっていたので、「このままでは他のバスが入れない！」と気が付いた私は、一瞬「誰も乗ってないんだし…　前扉を開けたまま営業所へ帰っちゃおうか！」と思ったけれど、すぐに「いやいや、目の前のバス乗り場には大勢の乗客が…　誰も見てないなんて考えられんし…　営業所の敷地内ならばともかく、ターミナル内では無理だなぁ～」と思い直し…　とりあえず通路を空けるため、そのまま降車停までコッソリと前進させた。

そして「電気系統トラブルが発生したら、まずは主電源を切ってみる！」という基本を実行…　すると、見事に前扉が閉まったので「あぁ～　良かった！　これで帰れる！」と喜びながら主電源を入れ、「直ったかどうか確認しておくか！」と思って前扉開閉レバーを“開く”にしてみたのだが、前扉はピクリとも動かず…　なぜか今度は開かなかったのである。「ゲゲッ…　マジかぁ～　あ、そんなことよりも、今はこの場から立ち去ることが先決だ！」とエンジンを掛け、行き先表示を回送にする余裕もなく営業所へ帰ったのだった…

給油・金庫解錠・その他の片付けをした後、整備さんに声を掛けてバスの状態を説明…　修理をお願いした。今のところ原因は不明だが、まあまあ古いバスなので、雨水が電気系統の一部に入り込んでしまったのかも…？？？　しかし、考えてみれば…　本日の乗務の最後の最後で、本当に良かった。もしも運行途中で壊れていたら、終点到着時ほど冷静になれず、得意のプチパニックに陥ってそのまま爆走…　今頃は警察署で「なんで前扉を開けたまま走ったんだ！　危険だろうがぁ～！」と怒られて…　「いえ、あれは窓です！」と言い張ってたりして！？　ハハハ…（ウソを言い張って真実にできるのは、権力を持った奴らだけだ！）

始発メンバーの爺さんと婆さん

今朝は営業所前ターミナルから某駅への始発を担当した。路線序盤のバス停で何人か乗ったのだが…　見覚えのあるお婆さん二人が「多分、あそこに座るで」「あぁ、あそこから乗る人ね」とか言いながら、その席を避けて後ろの方に座った。私には誰のことを言っているのか分からなかったけれど、「自然と顔見知りになっている始発メンバーだから、その人に気を遣っているのだろう」と思った。

さて、あるバス停から足の悪いお爺さんが乗り、中扉の前の“段差を上がって”車掌席に陣取った。その人は…　以前、私が新幹線の乗車に例えて“普通に広島から大阪へ行けばいいのに、なぜか広島から博多まで行って、折り返し便で大阪へ行く”と書いたお爺さんなのだが…　走行中に通路の右側の席から左側の席へ移動したりする…　ちょっとワガママな一面を持っている。

終点・某駅に到着、両扉から降りる乗客たち…　最後、車内に残ったのは三人の乗客（見覚えのあるお婆さん二人と足の悪いお爺さん）であった。その中で最初に中扉から降りようとしたのは足の悪いお爺さんで…　当然のことながら時間がかかり…　と、その時！　一人のお婆さんが「早く行って！」と大きな声を出し、お爺さんも負けずに「うるさいわ！」と応戦したので驚いた。一瞬、「こんなところでバトルが始まるのか！？」と不安になったのだが、もう一人のお婆さんが「まぁ、いいから…」と仲裁に入って事なきを得た。

到着から次の発車（営業所前ターミナル行き）まで３分くらいしかなかったので、車内チェックを済ませるや否や乗り場へ移動…　すると、例のごとく足の悪いお爺さんが乗ってきて「すいません、お騒がせして…」と言ったので、私は「いえいえ…」と答えたのだが…　「いっそのこと乱闘騒ぎでも起こしてくれれば面白かったのにぃ～」と思ったりして！？　ハハハ…（そういうオマエが…　“雷雨”の日に“プール”の中で“刺身”を食べながら“犬”と戦ってみろ！）

何を喋っとる？ 誰が喋っとる！？

突然、助手席から携帯電話の着信音が聞こえてきたのだが、すぐに鳴りやんだので一安心…　と思っていたら、しばらくして聞き慣れない外国語が聞こえてきた。しかも大きな声で「※▲◎◆▽…」と喋り続けていたので、私はバス停１区間だけ待ってから、外人さんの方をジッと見て左腕を伸ばし、「ダメダメヨ」と手を振った。

すると、彼は「ウン」と頷いてから小声で話し始め…　電話を切って「ゴメンナサイ」と言ってくれたので、私も「うん」と頷いた。数分後、Ａ駅ターミナルに到着…　そこで彼が私に“他系統バス”と書いてある紙切れを見せたので、私は右手でパーを出して「ゴバンノリバ」と教え…　それで通じたのかどうか…　なぜか彼も私も笑顔だった。（“ファイブ”くらい言えねぇのか！）

またしても突然、車内から若い女性のさめざめと泣く声が聞こえてきた。何かボソボソと呟いているようなのだが、声が小さくてよく聞こえず…　「まさか、誰かと電話で話しているのか？」と思っていたら静かになった…　と思ったら、また聞こえてきて…　静かになって…　聞こえてきて…　と、それが何度か繰り返されたのである。

その後、終点まで降車客をチェックしたのだが、若い女性は一人もおらずお婆さんだけだった…　う～む…　若い女性がお婆さんに変装していたのだろうか？　それとも、町内イベントで行う寸劇の“ヒロイン”に選ばれたお婆さんが、演技の練習でもしていたのだろうか？　いや…　実は、お婆さんの中に“いたこ”がいて、若い女性の霊がお婆さんの口を借りて喋っていたのかも！？　ひぇ～～～（オマエの独り言の方がゾッとするわぃ！）

ボケ松井に厳しいツッコミ！？

今朝７時過ぎ、「月刊ブログに使う写真を撮りに行こう」と自宅を出て…　事前に調べておいたコインパーキング（路線誤りの現場となった交差点のすぐ近く）にマイカーを入れて…　撮影ポジションとして考えていた中央分離帯へ…　「あとは、左車線を走ってくるバスと、右車線＆真ん中車線を走ってくる大型車が、重ならないことを祈るだけだなぁ～」とスマホを構え、狙ったバスが来るのを「あと３分…」「あと１分…」と待っていた。

すると、１台のバスがやって来たので「よぉ～し！」と思ったのだが、それは“中型バス”だったので「なんだ、他系統のバスかぁ～」と気が付いて見送った…　それから間もなく“大型バス”がやって来たので「よし、これだぁ～！」と思いながら、バス停で止まるまでシャッターボタンをタッチ、タッチ、タッチ…　その後、バスが“問題の交差点”を左折する時にもシャッターボタンをタッチ、タッ…

その瞬間、私は「あっ…　あれれ！？　バスが直進して行っちゃった…　まさかの路線誤りか！？」と驚いたのだが、撮ったばかりの写真をよく見たら…　それも“他系統バス”だったので「ふぅ～　良かった。また誰かが同じことをやっちゃったのかと思ったよぉ～」と一安心…　ふと顔を上げると、別の大型バスがバス停に止まっていたので、「ゲゲッ…　いつの間に！？　え～っと…　そうそう、これこれ！　このバスだよぉ～」と思いながら、そのバスが交差点を左折するところを撮影したのだった。

さて、こんなボケ松井が…　昨日、「おばさん（私の母）に会いたい」と言っていたＡさん（従兄ａの奥様）とＢさん（従兄ｂの奥様）を連れて施設へ行った時のこと…　母の部屋でワイワイとお喋りをしていたら、施設長が「こんにちは」と挨拶に現れたので、私はＡさんとＢさんに「こちらの施設長です」と紹介した。すると、施設長が私に「あの…　奥さんですか？」と言ったので、私は「いえ…」と言いかけたのだが「本妻と妾です」と答え、みんなで笑った…　その直後、Ｂさんから「それで、どっちが本妻？」と突っ込まれてタジタジの私であった…（そりゃ答えられんわなぁ～　ハハハ…）