「情けは人の為ならず」を「その人のためにならない
から情けをかけるな」と解釈する人が半数いるそうな。
なるほど、平家物語の昔から、平清盛は、源頼朝、
義経の命を助けたばかりに、平家の滅亡を招いた。
まさに「情けをかけることは、いけないこと」だという
意識は潜在的にある。
最近、福祉の面でも“自助努力・自立更生・受益者
負担”などの言葉が前面に打ち出されているが、
これも、高齢者に情けをかけてやることは、その人
の為にもならないし、巡り巡って、高負担で、自分
のためにもならないという理由か。
世の中ますます“情けのない”時代となることだろう。