今年は「名古屋市市民芸術祭り参加」での「能楽堂公演」、
中国北京、そしてロシア公演と、私にとっては生涯で最高の
頂点に立ちました。そして、これが私の限界と知らされました。
もう、これ以上は望めないし、尺八の演奏活動は止めにします。
帰国して三日三晩、部屋の大片付け。楽譜も過去のプログラムも
もろもろの資料も大半を捨てました。「断捨離(だんしゃり)」です。
尺八演奏家としての肩書きを捨て、尺八道を極める求道者として、
尺八の普及のための執筆業に専念します。
それが本来の虚無僧の姿かと思うのです。