「遺骨の置き捨て」という悲しいニュースに、
子供の頃、テレビで見たアメリカ映画を思いだした。
タイトルは『大和魂』だったか?主演は「早川雪州」。
1935年の映画だ。
時は幕末、なぜかアメリカの西部を日本の侍が旅を
している。彼は一つの壺を大事そうに抱え、朝晩に、
その壺を前にして手を合わせ拝んでいる。それを見た
荒野の荒くれ共が、「きっと純金の仏像が入っているに
違いない」と思って、奪おうとする。そしてピストルと
日本刀の決闘。必死に戦うが、多勢に無勢、その壺を
奪われてしまう。盗賊は、奪い取った壺の蓋を開けて
みると、ただの「灰」。がっかりして、中の灰を荒野に
撒き散らし去って行ってしまう。侍は命は無事だった
ものの、悲しみと無念の表情で、その場で切腹して
果てる、というストーリー。
実は、その灰は、共にアメリカに渡った主君の遺骨だった。
主君は盗賊に襲われたか、アメリカの地で亡くなり、従者で
あった侍は、主君の遺骨をなんとしても日本に持ち帰らねば
ならない使命を帯びて、西海岸まで旅をしていたのだ。
そして、遺灰を奪われ、蒔き散らかされたことで、責任を
とり切腹する。「早川雪州」は、日本人初のハリウッド・
スターで、戦前、チャップリンと肩を並べる人気俳優だった
とか。
日本では、「ヘンな日本人観を植えつけた」として国辱
俳優扱いされていたそうだが、アメリカでは、この映画も
「これぞ武士道。侍ニッポン」と、大好評だったようだ。
「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。
「一休と虚無僧」で別にブログを開いています。
「60代の日記」ランキングです。クリックお願いします。
子供の頃、テレビで見たアメリカ映画を思いだした。
タイトルは『大和魂』だったか?主演は「早川雪州」。
1935年の映画だ。
時は幕末、なぜかアメリカの西部を日本の侍が旅を
している。彼は一つの壺を大事そうに抱え、朝晩に、
その壺を前にして手を合わせ拝んでいる。それを見た
荒野の荒くれ共が、「きっと純金の仏像が入っているに
違いない」と思って、奪おうとする。そしてピストルと
日本刀の決闘。必死に戦うが、多勢に無勢、その壺を
奪われてしまう。盗賊は、奪い取った壺の蓋を開けて
みると、ただの「灰」。がっかりして、中の灰を荒野に
撒き散らし去って行ってしまう。侍は命は無事だった
ものの、悲しみと無念の表情で、その場で切腹して
果てる、というストーリー。
実は、その灰は、共にアメリカに渡った主君の遺骨だった。
主君は盗賊に襲われたか、アメリカの地で亡くなり、従者で
あった侍は、主君の遺骨をなんとしても日本に持ち帰らねば
ならない使命を帯びて、西海岸まで旅をしていたのだ。
そして、遺灰を奪われ、蒔き散らかされたことで、責任を
とり切腹する。「早川雪州」は、日本人初のハリウッド・
スターで、戦前、チャップリンと肩を並べる人気俳優だった
とか。
日本では、「ヘンな日本人観を植えつけた」として国辱
俳優扱いされていたそうだが、アメリカでは、この映画も
「これぞ武士道。侍ニッポン」と、大好評だったようだ。
「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。
「一休と虚無僧」で別にブログを開いています。
「60代の日記」ランキングです。クリックお願いします。