喫茶去

徒然に、日々の生活を書き留めたいと思います。喫茶去、まあ、お茶でも飲んで、のんびりしていって。

神楽面

2008-11-01 | お茶関係

宮崎の釜炒り茶の名前です。



日本茶は「蒸す」製法が主流で、
炒る」お茶は主に九州の佐賀・熊本・宮崎でつくられています。
何故九州が多いかと言うと、
1504年、明の陶工が嬉野に移住し、その時、釜を持って来て、
釜炒り製法のお茶が伝わったとか。
お茶が中国から日本に伝わってきた時代、
アジアからの玄関口は九州。
1191年、茶祖と言われている僧栄西が
中国(宋)から持ち帰ったお茶の実を、初めて植えたのが、
福岡県と佐賀県の県境にあるの背振山だとか、
平戸の千光寺だとか言われていますが、
栄西が持ち帰ったお茶の実は
栂尾(京都)の明恵上人に贈られ、この地にも植えられ・・・・・

面白いことに、中国から伝わったお茶ですが、
今、中国のお茶の製法は日本と反対に「炒る」が主流です。
明の時代までは「蒸す」が主流だったようです。

前置きが長くなりました。
お茶の袋に巻いてあった帯です。

ここにも、東国原知事が・・・・


茶葉は勾玉状の形

この釜炒り茶、400年以上前から伝わるお茶だそうです。
高千穂地方の山茶を使って製造されているのだとか。
とても香り(茶葉の)がきわだっていて、
風邪をひいて鼻がつまっている私ですが、
思わず「いい香り」と声がでました。


水色


茶殻

濃いめが好きで、茶葉を多めに入れたので、少し渋くなりましたが、
説明には、
「甘涼しい爽快な香りで喉ごしがよく、渋みの少ないお茶」と。
宇治園のお茶です。

皆さんも、一度、釜炒り茶を体験してみてください。
蒸したお茶と違った感動を味わえますよ






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする