宮崎の釜炒り茶の名前です。
日本茶は「蒸す」製法が主流で、
「炒る」お茶は主に九州の佐賀・熊本・宮崎でつくられています。
何故九州が多いかと言うと、
1504年、明の陶工が嬉野に移住し、その時、釜を持って来て、
釜炒り製法のお茶が伝わったとか。
お茶が中国から日本に伝わってきた時代、
アジアからの玄関口は九州。
1191年、茶祖と言われている僧栄西が
中国(宋)から持ち帰ったお茶の実を、初めて植えたのが、
福岡県と佐賀県の県境にあるの背振山だとか、
平戸の千光寺だとか言われていますが、
栄西が持ち帰ったお茶の実は
栂尾(京都)の明恵上人に贈られ、この地にも植えられ・・・・・
面白いことに、中国から伝わったお茶ですが、
今、中国のお茶の製法は日本と反対に「炒る」が主流です。
明の時代までは「蒸す」が主流だったようです。
前置きが長くなりました。
お茶の袋に巻いてあった帯です。
ここにも、東国原知事が・・・・
茶葉は勾玉状の形
この釜炒り茶、400年以上前から伝わるお茶だそうです。
高千穂地方の山茶を使って製造されているのだとか。
とても香り(茶葉の)がきわだっていて、
風邪をひいて鼻がつまっている私ですが、
思わず「いい香り」と声がでました。
水色
茶殻
濃いめが好きで、茶葉を多めに入れたので、少し渋くなりましたが、
説明には、
「甘涼しい爽快な香りで喉ごしがよく、渋みの少ないお茶」と。
宇治園のお茶です。
皆さんも、一度、釜炒り茶を体験してみてください。
蒸したお茶と違った感動を味わえますよ