訪問看護職員交流会があった。
それが終わって、主人と待ち合わせ、
新栄の名演小劇場で「マルタのやさしい刺繍」を観た。
夫に先立たれて、意気消沈していた80歳のマルタ、
若かりし頃の夢を諦めず、夢の実現に向けて、
様々な困難に立ち向かう。
そんな彼女をサポートする友達も、
運転免許を取るために教習所へ通ったり、
コンピューター教室に通って、
インターネットでマルタのお店の商品を販売することを考案したり・・・・
2006年、スイスで製作され、
2007年にアカデミー賞の外国語映画賞スイス代表に選ばれ、
同年公開された
「ダ・ヴィンチ・コード」や「パイレーツ・オブ・カリビアン」を抜いて、
スイス動員数No.1だったそう。
年を取るって悲しいことだと思っていたけど、
この映画を観て、
年を取っても希望や夢見ることを諦めず、
夢の実現に向かって努力もしなければならない。
そうすることで、生き甲斐や人生の喜びを見つけられる。
歳は関係ないんだと思った。
主役のシュテファニー・グラーザーは88歳だそう。
インタビューのなかで、
人が老いていくのは至極当然なことで逆らっても仕方がない。
「どんな状況であっても不満を抱かないで、いつも満足して生きる」
ということが人生においてはとても重要なんじゃないかと言っている。
とにかく元気の出る映画。