「もってのほか」って何の品種名かわかりますか?
面白い名前でしょう。
らでぃっしゅぼーやの「いと愛づらし」の野菜。
奈良時代に薬草として中国から伝わり、
中国では不老長寿の霊草とされていました。
正式名は「延命楽」という名の品種。
「もってのほか」という名前の由来は、
「天皇のご紋のこの花を食べるとはもってのほか」とか
「もってのほかおいしい」といったことから転化したようです。
もう、お分かりですよね。
食用菊の品種名です。
香りと風味、味の良さで「食用菊の横綱」と評価されているのだとか。
生産地は山形県で、食用菊の生産量で全国1位だそうです。
下処理は
花びらだけをむしりとり(芯は苦い)、
鍋に水1ℓに対して酢大さじ1の割合で入れ、沸騰させる。
花びらを一度に入れ、
すぐに浮かんでいる花びらをしゃもじなどを使って湯に沈める。
これをしないと、茶色くなり、シャキシャキ感も失われる。
10秒程度かき混ぜ、お湯を切り、水にさらす。
数分間さらし、ざるにあげ、水気を切る。
おいしい食べ方は
下処理をした後、
・くるみしょう油、ごましょう油、ピーナツしょう油、辛子しょう油
・くるみ和え(味噌と砂糖で味をととのえ、粗くつぶしたくるみと混ぜる)
・ほうれん草や小松菜と一緒に、おひたし
・ほうれん草、しめじと一緒に、ごま和え
・吸い物、味噌汁
・三杯酢
・卵焼き
・ちらし寿司に散らす
そのまま
・天ぷら(花を1輪ずつごく薄く衣をつけて揚げる)
愛づらし度 30
紅葉がきれい
初冬のはず、この時季に?!
川見四季桜公園
紅葉とのコントラストが美しい
瑠璃光山 薬師寺
八十八の階段を登りきったところにある薬師寺の山門
数日前の中日新聞に写真が載ってました。
あいにく曇り空、今にも雨が降りそうな天気。
晴れていたら、春と見紛うほど。
紅葉と桜、不思議な、幻想的な感じです。
小原の町のいたる所、民家にも四季桜が植えてあり、
花を咲かせていました。
12月上旬まで楽しめるようです。
前洞の樹齢百有余年の四季桜(県天然記念物指定)
この道路の反対側にこんな立て札。
お土産に、
四季桜茶葉入りかすていら
文政年間(1818~1829)の始めに、
藤本玄硯という医師が植えたのが広まったのだとか。
今では、小原地区内の四季桜は、約8000本くらいあるそうです。
一見の価値がありますよ。
17時15分から月曜日の8時45分まで待機です
セミナーもさぼって、しっかり楽しんだので・・・・・・・・
かって、K市民病院の脳神経外科病棟で働いていた時の
ボス、ガンマナイフ治療の権威小林先生が本を出されました。
先生が本を出されたのは新聞で知っていましたが、
先日、違う本を探していて、見つけ、買いました。
K市民病院で副院長もされていましたが、
定年で退職され、
今は名古屋K病院の放射線外科センター長をされてます。
ガンマナイフとは頭部専用の放射線治療機器。
1980年代に欧米を中心に広がって、
1990年東大病院に治験機として導入され、
翌年、最初の治療機としてK市民病院に導入されました。
今でこそ、全国にガンマナイフの装置は51台あるそうですが、
その当時は、東大とK市民病院の2台しかなかったので、
K市民病院には全国、いや外国からも
脳に腫瘍のある患者さんが入院してきていました。
私も移動で脳外病棟に配属された時、
なんて脳腫瘍の患者さんが多いんだろうと思ったぐらいです。
「がん」は日本人の死亡原因第1位で
3人に1人ががんで死亡している割合だと。
がんになる確立高いよね
我が家は4人家族。その内1人いや2人かも、がんで死ぬ
がんの三大治療として、
外科的手術、放射線、抗がん剤等の化学療法があり、
日本は今まで外科的手術が中心。
アメリカでは放射線治療が60~70%(日本は25%程度)。
先生は、手術中心の治療法を
もう少し見直す必要があるのではと書いておられます。
キュリー夫妻が発見したラジウムのガンマ線、
キュリー夫人自身が皮膚の治療に利用し、
放射線障害によって白血病でなくなったということからも、
(白血病でなくなったこと、この本で初めて知りました)
放射線障害をいかに最小に、
放射線の効果をいかに安全に引き出すかが・・・・・・・・
これは、手術でも抗がん剤の治療でも言える事。
それぞれに、メリットデメリットがある。
K市民病院の脳外で働いていた当時、
ガンマナイフ治療機は頭部しかありませんでした。
肺がんや肝臓がんの治療にも使えるといいなと思っていたら、
今では、ノバリスやトモセラピーという放射線治療機器があるそうです。
しかし、すべての疾患で使えるかといえば、適応があるようです。
まだ保険の適応のない疾患もあり、
そうすると高額な治療費がかかります。
先生が今勤務されている名古屋K病院では、
ガンマナイフとノバリス治療ができるようです。
将来、自分ががんになった時や身内ががんになった時、、
この本、読んでおくと参考になるかも・・・
「ガンマナイフ」
著 者:小林達也
出版社:平凡社新書