喫茶去

徒然に、日々の生活を書き留めたいと思います。喫茶去、まあ、お茶でも飲んで、のんびりしていって。

生き様は死に様

2009-08-22 | 徒然日記

最近、いろいろな事があって・・・・
‘大原麗子さんの孤独死’‘山城新伍さんの一人娘との絶縁のままの死’
‘相次ぐ芸能人の覚醒剤事件’
臨床ナースの時もそうだけど、
今、訪問看護のナースをしていて、
利用者さんの様々な生き様に遭遇して、
自分の生き様を考える。

看護教育の世界では、よく
「人は生きてきたように死んでいく」と言う。

不平ばかり言って生きてきた人は不平ばかり言って死んでいく。
だらだら生きてきた人はだらだら死んでいく。
感謝しながら生きてきた人は感謝しながら死んでいく等と

死に際に現れるのは、地位や職業ではなく、その人の生き様だそう。

「人は生きてきたように死んでいく」と言う言葉と共に、
「死を忘れるな」「死を想え」という意味の
「メメント・モリ」という言葉もよく使う。

どちらも、「死を忘れず、より良き生を生きなさい」という意味がこめられているよう。

「生き様は死に様」
どんな、死に様でも、生き様の結果なら仕方がないけど・・・・
願わくは、良い死に様と言われるように死にたい。

ところで、
徒然草を書いた吉田兼好がこんなことを言っている。

「誰でもみんな、本当にこの世を楽しまないのは、死を恐れないからだ。
いや、死を恐れないのではなくて、死の近いことを忘れているのだ。
しかし、もしまた、生死というような差別の相に
捉われないと言う人があるなら、
その人は真の道理を悟り得た人と言っていい」

真の道理を悟り得ない私は、
死の近いことを忘れず、人生、楽しみます

こりゃ、良き死を迎えるのは無理だ!


コメント (2)
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