喫茶去

徒然に、日々の生活を書き留めたいと思います。喫茶去、まあ、お茶でも飲んで、のんびりしていって。

感染対策

2010-01-16 | 健康

午後から、静岡県西部浜松医療センター副院長の
矢野先生の講演を聞きに行った。
面白い先生で、笑いっぱなしで、寝る暇なかった

従来の手洗い法は「石鹸で流水」だったけど、
新しい手洗い法は手が肉眼的に汚れていなければ、
「擦式アルコール手指消毒薬で擦り込む」が一番効果があると。
以前聞いた講義では、擦り込む時間は「15秒」だと言っていた。
手が肉眼的に汚れているか、
蛋白性物質で汚染された場合は従来通り。

今、シャンプーなど詰め替えが多いけど
詰め替える時は洗って乾燥させて使わないと、
底に残った液に緑膿菌が発生しやすく、
緑膿菌で頭を洗っているような状態だそう。
ゲ~エ!我が家も
プッシュ式の手洗い石鹸もシャンプーもリンスも
洗わず、そのまま詰め替えてる

2つあればいいんだ1つは洗って乾燥させて保管しておく。
しかし、詰め替え、環境にやさしいと言いながらも、
別の健康被害を生み出す恐れがあるんだなと思った。

BCGを接種しているから結核に罹らないと
安心していてはいけないらしい。
南インドの結果では、接種して15年の時点で
小児での予防効果は17%。
青年や成人においては予防効果はみられなかったと。
終生効果があると思っていたのに・・・・・

結核菌は空気感染だから、
飛沫感染のインフルエンザより感染率は高いらしい。
インフルエンザや百日咳、風疹のウイルスは
1メートル以上飛散することなく落下してしまうのだそう。

だから1メートル以内での会話では感染の恐れがあり、
また、インフルエンザにかかった人が、
咳、くしゃみをおさえた手でドアノブやスイッチを触り、
そのドアノブやスイッチを
触った人がインフルエンザに感染するという。
接触感染もあるので、
インフルエンザを蔓延させない、感染予防には
咳エチケットを守ることが大切!

医療従事者が感染源になってはいけない。
だから、予防注射を打っておきなさいと。

また、今度流行した時(2波)のほうが
死者が沢山出るそうで・・・・・怖いね!

私はインフルエンザの予防接種はしない主義だったけど、
新型の予防接種はしとこうかな・・・・・・・

HBV は乾燥血液の中で
少なくとも1週間も生き続けるそう。

病院勤務の時、妊娠していて、
ワクチン接種してないのよね・・・・・・
B型肝炎ワクチンも接種しといたほうがいいなと思った。

最後に、
ノロウイルスによる下痢が流行っているようだけど、
血液型のO型の人はノロウイルスに罹りやすいそう。

12人のボランティアに
ノロウイルスを投与して実験したら
6人が嘔吐や下痢を発症し、6人が無症状。
1~2年後に再度12人にノロウイルスを投与。
すると、前回症状があった人は再び症状がみられ、
無症状であった人は今回も無症状だった。

この実験から、O型が一番感染しやすく、
次がA型、AB型は感染しなかったそう。

血液型抗原が関係しているらしいけど、
難しくてわからん。

それにしても、実験台になった人はすごい!

ちなみに、ノロウイルスはアルコールに強いということで
最初に書いた、「擦式アルコール手指消毒薬」では効果なし。

そこで、調べてみた。
石鹸を十分泡立てて、ブラシなどを使用して洗浄。
その後、温水による流水で十分にすすぐ。

殺菌は次亜塩素酸ナトリウム(家庭ではハイターやミルトン等)か、
85℃以上で1分以上の加熱が有効だそう。

自分自身の身を守るのは、自分自身だなと思った。

長くお付き合い下さってありがとうございました



コメント
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