元旦の新聞に
谷川俊太郎さんの詩が。
みんなちがって
たとえれば
この世は複雑精緻なジグソーパズル
ありとある生きものがパズルの一片
風に乗るもの 地をはうもの
砂にひそむもの 岩に棲むもの
水に潜るもの 草原を駆けるもの
ピースひとつがまた枝分かれして
数え切れないピースがひしめき
どんなに小さなピースが欠けても
世界はその傷口から病んでゆく
たとえれば
この星は和音に満ちたオーケストラ
そこではひとつひとつのいのちが楽器
囀るもの 吠える者
コトバもつもの うめくもの
繊細微妙ないのちの波動が
スコアに書けないいのちのとどろきが
太古から豊かな調べを奏でている
確かなリズムを刻み続ける
自然が生んだ生きものたちの
さまざまな形さまざまな色さまざまな性(さが)
ヒトの都合で左右できない天与の豊穣
それをかつて一人の娘はこう記した
「みんなちがって みんないい」
この最後の言葉は
同じ山口県出身の金子みすヾの詩の一節。
2年前、父を連れて、妹家族と故郷に帰った時
「金子みすヾ記念館」へ行った記事を書いています。
(美術館・博物館のカテゴリーで2007年10月25日)
よかったらのぞいて見てくださいネ。
「みんなちがって みんないい」
この言葉、とても素敵だけど、
素直に「みんないい」と、受け止められない時がある。
人間、感情の動物だから、それはそれでいいと思う。
そこで、どう対処、対応するかが大切なんだろうな・・・・・・
昨日、馬上豊にイチロー巻と
元旦のオードブルを取りに行った帰り、
かつてない吹雪に遭遇。
そして、今朝、目を覚ましたら
一面、銀世界!
この地方、5年ぶりの雪の元旦だそう。
名古屋は氷点下だったようです。
今も粉雪が降り続いています。
馬上豊のオードブル
今年の雑煮は、
もち菜とかつお節、おもちの名古屋風。
さっき次女が起きてきて、
主人に「おっ!いつもより早いじゃないか」と言われてました。
1人で、食べてます。
長女は私達と一緒に食べて、朝風呂に入って、
早々出かけていきました。
私はラジオを聴きながらパソコンに向かい、
主人はいつものように、
隣の部屋で掘り炬燵に入ってTVを見ています。
いつもと変わらない、我が家の1年の始まり。
甥のブログを見ていたら、
この曲が。
この1年、
辛い事も、クソ~ッと思ったことも、悲しかったことも・・・・・・・
年末、お尻に根が生えたように、掘り炬燵に入って
TVを見ていて何もしなかった主人のことも
みんな忘れて、1年を無事に過ごせたことに、
みなさんお疲れ様!
そして新しい年を迎えられたことに感謝!
大家 新年 好!
今年也到好年有!
いい曲ですね~。
新年の初めに、この曲に会えて良かった!