喫茶去

徒然に、日々の生活を書き留めたいと思います。喫茶去、まあ、お茶でも飲んで、のんびりしていって。

ひょうの実

2017-03-08 | 食べ物・飲み物

先月、仕事の都合でお休みして、
月曜日は2ヵ月ぶりのお茶の教室。

森の石松の森町の小國神社のひょうの木の実を模した、
http://www.okunijinja.or.jp/information/?vol=150


(ネットから拝借)



このお饅頭がお茶請けだった。

じつはひょうの木には実がならないそうで、
実のように見えるのは葉っぱなのだそう。
ひょうの木だけにつくアブラムシが、葉と葉の間に入り込んで
まゆ玉のようなものができ、穴が開いているのは、アブラムシの出口なのだと。
風が吹くと「ひょう」という音を出し、
「ひょうの木」と呼ばれるようになったのだそう。
調べてみたら「ひょんのき」とも言うらしい。
「ひょんな音がする」からきたのかな。
正しくは「イスノキ」といい、マンサク科の常緑高木だそう。
お茶よりお茶請けに興味が・・・・・先生ごめんなさい

しかし、この日のお茶は、日本茶には珍しく、
少し萎凋(萎れさせ発酵させる)させることで、
花のような香りを楽しむことができる緑茶だった。
普通、緑茶はすぐ熱を加え発酵を止めるんです。

まだまだ、一般には手に入らないお茶だと思う。
教室に通っているからこそ、珍しいお茶を体験できる。
お茶請けも楽しみ
先生に感謝!

茶器や菓子皿を片付けて帰られると、
22時や23時になるのではと。
いつもありがとうございます。

来月からも続けようと思っています。
宜しくお願いします。
 

 




 

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茶事礼讃

2017-03-08 | お茶関係

文学の中に香るお茶の事を書いた本。


自分の飲むお茶を缶に入れて持ち歩くという
草野心平の「旅とお茶」というエッセイをもとに書かれた文章で、

   るるり。
     りりり。
   るるり。
     りりり。
   るるり。
     りりり。
   るるり。
   るるり。
     りりり。
   るるり。
   るるり。
   るるり。
     りりり。

「おれも眠ろう」というこの詩や、
「る」の文字を29個一行に連ねた、

るるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるる

「春殖」という、蛙のたまごがつらなっているところらしいが、
これらの詩が有名だと、草野心平のことを紹介していて、
茶事礼讃の本なのに、この詩が印象に残った。

しかし、文学の中にこんなにも沢山、
喫茶シーンやユニークな茶論があったなんて、
今まで本を読んでいて気にも留めなかった。
お茶にチョッと興味のある私、
これから注意して本読もう・・・・・・・・と思った。

この本、松尾流の茶道の文化誌に連載された
文章をまとめたものらしいが、
書かれた小塩卓哉さん、
早大の教育学部を出られて、歌人でいらっしゃって、
お茶とは無縁のようだけど、
茶道の文化誌だからお茶の事はあたりまえかもしれないけど、
連載する以前からお茶に対して感心がなければ
9年にも及ぶ連載は出来なかったんじゃないかと。
そのところ、どうなんだろうと、興味がある。

あとがきで
茶道の精神、お茶の心に辿りつける機縁にと書いておられ、
まがりなりにもお茶を勉強している私、
お茶の精神、お茶の心とは程遠いなと反省した。





コメント (2)
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