喫茶去

徒然に、日々の生活を書き留めたいと思います。喫茶去、まあ、お茶でも飲んで、のんびりしていって。

ねりきり細工

2025-02-19 | 京都 旅

「晩冬の京都を歩く」の3日目。

右京区西京極の八つ橋庵かけはしさんで、
ねりきり細工を初体験。







餡子大好き、生菓子大好きなので、
生菓子って、こうやってできるんだと、感動!

食べるのは一瞬だけど、
一つひとつ手作りで、手間かかっているんだなぁ。

今度生菓子いただく時は、
しっかり味わっていただこう。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

宝誌和尚立像

2025-02-19 | 京都の寺・神社・仏像

「晩冬の京都を歩く」の2日目の
最後の見学は京都国立博物館。
昨年、11月29日にミニ涅槃像に再会で、来たばかり。

4月19日からの特別展のパンフレットが置いてあって、



中を見たら、

こんな仏像が。

初めて見たけど、
面を裂き観音の姿をあらわしているのだそう。

3人の絵師が宝誌和尚の肖像を描こうとしたとき、
「待った、本当の顔がある」と額を親指の爪で開き、
内から菩薩の顔が出現したのだとか。(@_@;)

京都の西往寺所蔵で、現在はこちらの博物館に寄託らしい。
日本では現存唯一だそう。

宝誌和尚
(418-514)は中国の現存したお坊さんで、
人の心を言い当てたり、分身してみたりと、
不思議な能力を発揮したと。
日本にもエピソードが伝わり、
「宇治拾遺物語」に記載されているそう。

4月19日からの特別展『日本、美のるつぼ』
是非、見に行かなくっちゃ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

清浄歓喜団

2025-02-19 | 食べ物・飲み物

「晩冬の京都を歩く」の2日目、
南禅寺のあとは、バスで三十三間堂へ。

いつ来ても圧倒される。
十一面千手千眼観世音像を中心に、
左右に各500体、計1001体の観音立像。
観音像の前には28部衆像。
その両端には風神像と雷神像が。

すべて、国宝とはすごい。


この日は、以前から気になっていた、



「清浄歓喜団」を売店で1箱かった。
略して「お団」というらしい。

奈良時代遣唐使によって伝えられた唐菓子の一種で



千年の昔の姿そのままだそう。

唐菓子は、「からくだもの」と呼ばれ、
仏教と共に伝わり、天台宗や真言宗など密教のお供えもので、
当時は一般庶民は口にすることができず、
貴族のみに与えられたものだったそう。



「清め」の意味を持つ7種類のお香を練り込んだ「こし餡」。
清浄歓喜団は「食べるお香」などと呼ばれているそう。
ほのかに、薬草の匂い。

八つの結びは八葉の蓮華をあらわし、
「清浄歓喜団」、変わった名前だけど、
いわれは歓喜天のお供え物だったことからきているらしい。
形は単体多臂像の歓喜天(男天)が
巾着袋(砂金袋)を手にしているため、
その巾着袋を模したものだと。

上質の胡麻油で揚げてあり、
外側は
硬くて、かりんとうのようだった。

伝来当時は栗、柿、杏等の木の実を、
かんぞう、あまづら等の薬草で
味付けしてあったらしく、
小豆餡を
用いるようになったのは
徳川中期の後らしい。

日本で唯一、このお菓子を製造するのは
八坂神社近くに本店がある
京菓子処の「亀屋清永」さん。

美味しいお茶を淹れて、
夫と一緒に、いただいた。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする