おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

ニッポン国は、五里霧中

2011年11月13日 | Weblog

午前7時の気温は、プラス6度と風もなく穏やかでござる。ではありますが、それもきょうまでとか。明日からはいよいよ雪だそうな。

カチンと音を立てるように季節は移り、あすから北海道はとうとう冬なのでござる。

そんな中、肉離れしたおぢの足ですけど、ようやく足を引きずらずに歩けるようになりましたです。ではありますが、まだ階段の上り下りでは、ずきずき痛いことになっておる。

回復は早いのか、遅いのか? 全治3週間というから、回復は少し早い方か。ただし、なんだかんだと運動したりは、まだまだ先のようでござる。

スキーシーズンには、なんとか間に合ってほしいけど、それも今後の回復次第でござります。回復といえば、過日引いた鼻かぜ、こちらは回復の気配が見えませぬ。

夫婦していまだに鼻水ダラダラ状態。朝目覚めると、鼻の穴がカピカピに乾いておって、完全に鼻詰まり。喉もチクチク痛いままじゃ。

うがい薬を使って、毎朝毎晩、ガラガラしてるってのに、良化する気配がさっぱりない。どうなってんだろ? 季節の変わり目、我が家にとっては鬼門でござります。

さて、野田どじょう、ホノルルで開かれるAPECに出席して、「TPP交渉参加へ向けて関係国との協議に入る」のだそうな。

民主党内のTPP参加反対派向けにこうのたまった。反対しておった民主党の議員さんも、これに納得したのだそうな。さっぱりわけ、わかりません。

「TPPへ参加する」のと「TPP参加へ向けて交渉に入る」にそんな大きな違いがあるのか、おせーてほしいです。大体、民主党の国会議員にはわかるか知らんけど、国民への説明が全く不十分。

国民にしっかり説明せんかい、二千回と思いますけど。

今回は、TTP参加へ向けて、党内での「中央突破」を避けたってことらしいけど、そんなもんが外国で通用するんかねぇ。オバマに実際なんて説明するのか、英語でどう説明するのかが、気になるところでござる。

いずれにせよ、この先農産物は自由化されることになる。安いけど怪しい米国製の農産物と、高いけど安全、安心なニッポンの農産物と、選択の余地が広がるのは消費者にとっては良いことでござる。

ただし困るのは、遺伝子組み換え大豆とか、その他もろもろの怪しい農産物が、表示されないままスーパーに並ぶってこと。これではたいそう困りますけど、アメリカに押し切られる可能性は大でござる。

そこらあたり、アメリカとの交渉事なのだけれど、その交渉能力ってもんが、そもそもないのが我がニッポン国。発展途上国や弱小国には、いかんなく発揮されるかもしらん交渉能力だけど、対アメリカで発揮されたことなどついぞない。

ようは、言いなり。戦後一貫してアメリカのポチ。ったくもう!! しかし、こうなったら、アメリカにゴリ押ししてほしいこともあれこれございます。たとえて言えば、なにはともあれ、電力の規制緩和でござる。

ニッポンの電気のように、特定の会社が地域独占し、あれこれ選べない仕組みは、まことに困る。アメリカの風力発電企業やら何やらが、新規参入できるよう、プッシュしていただけるなら、電力会社と経産省、さらには原子力ムラの皆々さまを蹴散らせるのではありますが、そこらあたりはどうなのか?

農業だって、ニッポンの農産物は確かに安全だけれども、平均年齢が70歳近いジーさんが担う農業など、実態はほぼ崩壊状態じゃ。

農業にべたべた補助金つけて、現状維持でもなかろう。あっちもこっちも、どんずまりのニッポン国、TPP参加で奈落の底へ落ちるのか、はたまた再び日の上る国へ復活するのか。ニッポン国の先行き、まったくもって五里霧中でござる、嗚呼!!