おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

降り注いだ放射性物質は「無主物」だそうな。

2011年11月26日 | Weblog

午前8時の気温は、マイナス2度。穏やかな朝で、昨夜から今朝にかけて、5センチほどの積雪でござる。そんな中、お近くのニセコグラン・ヒラフスキー場は、きょう安全祈願祭でござる。

ようはスキー場のオープン。とはいえ、パフパフパウダー狙いのおぢには、雪の量が少なすぎ。も少し降ってもらわんと、どもこもなりませんです。

話はゴロンと変わりまするが、つい先ほど、TBSの「朝ズバッ」観ておって、どうにもこうにも驚いた。

福島県のとあるゴルフ場、今年原発事故で営業ができなかった。そこでゴルフ場の除染を、東電に求めたそうな。

そしたら、帰ってきた答えは、降り注いだ「放射性物質は、無主物」で除染費用を支払う義務はない、と文書で回答してきたそうな。

驚きましたなぁ。そもそも無主物というのが凄い。ようは「誰のものでもない」と言っておるのだけれど、こんなもん、明らかにフクシマ第一原発の事故で放出されたもの。

それをなんという詭弁、口あんぐりでござる。しかも、東京地裁に損害賠償の申し立てをしたら、ゴルフ場側が負けてしまっておる。

この東京地裁の裁判長、ゴルフ場の土壌や芝が原発事故で汚染されたことは認めたが、「除染方法や廃棄物処理の在り方が確立していない」として、東電に除去を命じることはできないとしたのでござる。

加えて、ゴルフ場の地上1メートル地点の放射線量が、文部科学省が子供の屋外活動を制限するよう通知した毎時3.8マイクロシーベルを下回ることから、「営業に支障はない」と判断し、賠償請求も退けたという。

いやぁ、なんという裁判官。そんならこのゴルフ場に、二週間でも三週間でもご招待して、連日ゴルフを楽しんでいただこうではないか。

営業に支障ない、気分爽快なゴルフを実感するといい。もし本当にそうなら、何でみなさんこぞってフクシマにゴルフに来ないのか。

放射性物質が3.8ミリシーベルト以下なら、ゴルフは楽しくプレーできるのか?

東電、経産省、司法の場が一体となって、やりたい放題の印象でござる。この国に、正義というもんはないのかね? はらわたが煮えくり返りましたです。

それにしても、東電の傲慢さは目に余りまする。自民党の河野太郎さんではないけれど、しっかり東電を潰さないからこうなる。

庶民、国民の期待を裏切り続ける民主党政権には、トットと退場してもらわんことには、もはやどもこもならん。おぢ、朝からプンプンでござる。