午前8時の気温は、プラス1度。しとしと細かい雨の降る朝でござる。きのうお近くのスキー場が、あちこちオープンしておりまする。
といっても、オープンしているゲレンデはそれぞれごく一部。雪があと2~3メートルは欲しいところだそうで、ようは雪不足でござる。
それでも、スキー場のゲレンデをハイクして滑るスキーヤー、スノーボーダーが結構来ておりまする。まだリフトが動いていないけど、圧雪はしているわけで、その上に雪が少し降って、なんともよろしい感じでござる。
いまどきなら、山スキーもまるで無理。完全にオープンしているとみられるスキー場も札幌国際か、中山峠と限られる。若いころなら、そそくさと行ってましたけどねぇ。
写真は過日我が家にやってきたスズメでござる。雪の日に飛び回るスズメ、なんとも愛らしいのでござる。この日はほかに四十雀なんかも来ておりましたです。
こいつら、これからの冬をどう過ごすのでしょうか。余計なことですが、心配になったりと、今朝は心優しいおぢなのでござる。
さて、世界経済が何ともややこしいことになっておる。世界恐慌も危惧されるほどでござる。子供のころに夢に描いた21世紀は、こんなではなかったけどなぁ。
おぢが感じるのは、以前も書いたとは思いますが、東西冷戦後の資本主義の大暴走。なかでも問題なのは、「強欲資本主義」を主導する、一握りの大金持ちじゃ。
怪しい金融商品を売りつけて大儲けしたり、怪しいゆえに各国経済を混乱させたりと、やりたい放題じゃ。その金はいま、またもや原油に来ておるそうな。
ってことで、冬を前に価格は上昇中じゃ。貧乏人を苦境に陥れても儲けるという強欲な大金持ち。こんなもんは、昔はおりませなんだ。
功成り名を遂げた大金持ちは、社会に還元したり、カーネギーさんのようにホールなどを造って、文化に貢献したりと、社会に恩返ししたもんです。
最近でも、来日しました有名なアメリカの投資家、ウォーレン・バフェットさんというお方がおりまする。このお方は、06年になんと資産の85%を慈善団体に寄付してるんだなぁ、これが。
それとはまるきり違うのが、いまどきの「強欲資本主義者」でござる。ニューヨークで「我々は99%」と怒っておる若者の気持ちもよくわかりまする。
なにせかの国では、7人に1人が貧困層とか。ニッポンも似たりゴンベでござる。かつては、北欧諸国並み、「一億総中流」と言われましたが、いまは、貧富格差が拡大して、貧困率はアメリカとそう変わらぬところまで来ておりまする。
最も問題なのは、その格差が固定化されるってこと。そこがドンドコ進んでおるところが、社会をさらに逼塞させておりまする。困ったことだわなぁ。
ところで、オリンパスの株価、最安値の424円から金曜日は1276円まで3倍に化けておる。元々オリンパス株を持っておった株主の皆さんは、2500円あたりからほぼ半値の事態にあ然呆然でござる。
一方、おぢのように440円を捨てるつもりで買ったヤクザもんもおる。いまんとこ、ホホゥとほくそ笑んではおりますが、それも上場が維持されればっことで、まことに先行き不透明。
そういう意味では、火中の栗を拾わんことには、お金は儲からんことになっておる。とはいえそれもこれも、自己責任で、人に迷惑などかけませぬ。
ところが強欲どもときたら、経済の危うい国の債権を空売りして、大儲け。かくして国経済は大混乱。巨万の富を得るために、多くの善良な市民が犠牲になっておる。
なんか、おかしくないか、21世紀!!