おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

広がる放射能汚染

2011年11月25日 | Weblog

午前8時の気温は、マイナス5度。ジャンジャン雪が降っておりまする。きのう一日ですっかり融けた雪ですが、今朝は一面の雪景色が復活でござる。

コロコロ変わる天気です。ご当地の場合、雪が一旦降りだしたら、とにもかくにも止まらない。ジャンジャンガンガン降り続くのでござる。

間違いなく日本有数の豪雪地帯でござる。それでも近年はずいぶん積雪も降雪も少なくなってきたと、生まれも育ちも羊蹄山麓という方は、声を揃えて申しますです。

とはいえ、なんだかんだで札幌の2倍の量は降るわけで、しんどいといえば、しんどいことになっておりまする。それでも、というか、だからこそ、人々をひきつける魅力があるのがご当地でござる。

ここんとこ、ハニーさんがお付き合いしておる「脱原発」の女性たちも、そのほとんどが移住組。東京、大阪はもちろん、フランスはパリまでいるから驚いちゃう。

田舎ですけど、単なる田舎でないところが、ご当地の面白いところ。移住者を受け入れるおおらかな地元の体質や肥沃な大地、美味しい水、都会にはない良さがごっちゃりあるのでござる。

さて、写真はニセコのTさんから届いたもの。我がニッポン国の汚染状況が一目でわかります。フクシマ原発事故によって、日本列島はどんでもないことになっておる。

田坂広志前内閣官房参与の日本記者クラブでの講演では、3月末の時点で、もし停止中のフクシマ原発4号機のプールの水が無くなり、臨界状態となったら、首都圏3000万人の避難も視野にあったという。

ぎりぎりの状態だったのですなぁ。いまだから言える怖い話ではございます。もっとも、フクシマ原発は、2、3、4号機から、いまも放射性物質はダダ漏れ状態。

図でみても、北海道の東、道東方面は、首都圏ほどではないものの、けっこうな汚染状態でござる。ニッポン国の危機は、終わったわけでも、消息したわけでもござりませぬ。

このパターンだと、もし泊原発で事故が起きたなら、北海道はほぼ丸々汚染状態。危ないったらありゃしない。

そして、下の図は海洋汚染の実態でござる。こうなると、太平洋側の魚は、ちょと怖い。やっぱ悲しみ本線、日本海の魚かねぇ。それにしても、こんな状態で、さらに原発を動かそうという動きがあること自体、信じられませぬ。

この先、フクシマを中心に首都圏も含めて、子どもたちにどんだけ健康被害が出ることか。まことに心配なことでござる。それもこれも、国民そっちのけの経産省の大罪でござる。

原発マネーとそれに群がる既得権益、それがこの国を滅ぼすかもしれませんなぁ…