おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

いまなぜ「夜明けのスキャット」?

2011年12月15日 | Weblog

午前6時の気温は、零度と温か。昨夜は10時ごろからでしょうか、雨がじゃんじゃん降っておりましたです。いまは、北陸地方みたいな湿った重い雪。

スキーどころではないんだなぁ、こんな雪では。でも、日中になると、冷えてきて、湿雪から乾雪になるそうな。

この雨と湿雪で、下が完全に固まって、しっかりした下地ができる。この先、ふあふあ雪が積もるっと、スキー場はベストコンディション、ってことになる。

今シーズン、外国人客の予約は前年比で3割減だそうで、ペンション、コンドミニアムにとっては、厳しい冬だけど、雪だけみれば、いいスキーシーズンになりそな気配でござる。

ところで、新聞、TVでご承知のように、由紀さおりさんが欧米で大ブレイクだそうな。「夜明けのスキャット」なんぞは、あの懐かしい1969年のヒット曲でござる。

69年は、昭和だと44年、おぢはまだ紅顔の美少年、高校3年生、18歳のときでござる。世間はベトナム戦争、70年安保、大学生も高校生だったおぢも、デモに参加したり、ススキノで呑んだり…

このころかなぁ? R&Bなんぞが流行っておったのは。狸小路にあった「クレージースポット」で、オーティスレディングの「ドック・オブ・ザ・ベイ」なんぞを聞きながら、踊っておったのを思い出しましたです。

黒いとっくりのセーターを着て、レンガ色みたいな細身のパンツをはき、ベレー帽なんぞを被ってましたです。そんなことなもんだから、ススキノでは酔客に女の子に間違われたりして… コノヤロー!!

夜明けのスキャットもそのころの曲。あのころが蘇ってきて、クラクラいたします。

今朝のTVで、ニューヨークで歌う由紀さんを放映しておりましたけど、声が衰えておらんのよ。そこらあたり、大変なプロでござる。

しかも今回は、アメリカの音楽雑誌、ビルボード誌で、ジャズ・アルバム部門の5位にもなったそうな。坂本九の「上を向いて歩こう」以来のニッポン音楽界の大事件でござる。

そもそもは、米国の人気ジャズオーケストラとのコラボがヒットのきっかけだったとか。このアルバムを制作した人が、ポートランドの中古レコード店で由紀さおりのLPを買ったのが始まりとか。

こういう偶然のきっかけが、ヒットにつながったわけで、まことに不思議な気がします。40年前のアメリカで流行らんで、なんで、いまなのか。不思議なもんです、この業界。

これまで延々と歌い続けてきた由紀さんも凄いけどねぇ。いずれにせよ、どこで何が起きるかわかんないというのも、今回の大ヒットのご教訓でござる。

延々書き続けておる当おバカブログも、突如大ブレイク、大注目!! 

それだけは、まるきり考えられませんなぁ… シクシク。