おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

大荒れ

2011年12月05日 | Weblog

午前6時の気温は、マイナス3度。ちらちら雪が落ちてきておりまする。積雪は5センチほど。下はみぞれで表面には多少軽い雪が積もっておりまする。

きのう日中は、ザーザー降りの冷たい雨。夜は強い風が吹き、みぞれとも雨ともつかないものが、我が家に横殴りに降り注いでおったです。

その音が何ともうるさく、加えて休肝日なもんだから、眠れないこと、眠れないこと。といっても、それもせいぜい1時間ほど。

昨夜もジムで汗を流したためか、なんだかんだいいつつ、あっという間に寝てもうたのでござる。ここんとこ、「なんだか寝付けない」とか申しておったハニーさんも、昨夜は床に就いて5分ほどで寝息を立てておりましたです。

おぢの肉離れと、鼻かぜで、先月はジムへの足が遠のいたためでしょうか。ようは運動不足。田舎暮らしには、定期的な運動がとりわけ大事なことになっとります。

なにせ、日常生活で歩くということが、極端に少ない。毎日犬の散歩しておる方ならいいけれど、我が家はニャンコゆえ、それがない。

で、どこに行くにも、車でドアツードアの生活なわけで、放っておいたら、極端な運動不足になりまする。田舎暮らしの皆々さまなら納得でしょうけど、ちゃんと運動、しましょうね。

きのうもどこぞのTVでやってましたけど、ストレスが「免疫力の低下」に大きくかかわっておるとか。その一方、運動のやりすぎでも免疫力が落ちるのだとか。

心穏やかな生活に、適度な運動、それに規則正しい食生活なんかが、よろしいようで…

さて、福島県の大熊町役場の周辺で、除染作業が始まっており、報道陣に公開されたそうな。マスクをして、白い防護服姿の作業員が、高圧洗浄機でコンクリートの床を洗い流したそうな。

そりゃ、ビルの屋上なんかは除染できるでしょう。だけど、田や畑、町を取り囲む森、河川敷に山の小路なんか、どもこもなりませぬ。

まして、大熊町のようにフクシマ第一原発からわずか20キロにある町など、放射能汚染の状態は、チェルノブイリの「立ち入り禁止区域」レベル。

大熊町の人は辛いでしょうが、仮に町に戻るとしても、放射能の影響を受けにくい成人以上のに限られまする。子どもが生き生き生活することなど、最低限、今世紀中はござりません。フクシマだけでなく、東北や北関東、さらには首都圏だって、安心できる状況ではござりません。

過酷な原発事故によって、人の人生から財産、文化に至るまで、なにもかにもがメチャクチャでござる。そんな状況を生み出しておいて、もう、原発でもあるまい。速やかに歴史的使命を終えるべきだと思うけど。

そんな中、東京新聞によると、政府と東電は、言葉の言い換えにご熱心だそうな。

例えば、「事故」は「事象」だったり、「老朽化」は「高経年化」、「汚染水」は「滞留水」だそうな。「危険性を隠したがる原子力界の潜在意識の表れだ」と指摘する原子力の専門家もいるそうな。

加えて、「冷温停止状態」という言葉。事故が収束に向かっていることをアピールするためらしい。原子炉の密閉性が失われ、高濃度汚染水が大量に建屋内に残っているわけで、「冷温停止」状態とは、かけ離れていると専門家は見ておる。

なのに「冷温停止」が近いと政府も東電もプロパガンダしておる。そんなことでいいのか? 政府の言う「冷温停止」になったなら、地域の人々は地元に帰っても大丈夫なのか?

将来にわたってガンの危険はないのか? 民主党政権は、国民を「放射線被害のモルモット」にでもしようというのだろうか。ひでー国だなぁ…