おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

ザル法に既得権益、バッカじゃなかろかニッポン国

2012年01月07日 | Weblog

午前8時の気温は、マイナス8度。晴れたり、ちらちら雪が降ったりの穏やかな朝でござる。スキーにも行きたいのですが、しばらく放置していた屋根雪の除雪もせねばなりませぬ。

なんでもかんでも、うまいこといくわけではござりませんなぁ。まだまだ、パウダーを楽しむチャンスは、あるもんねぇ。ってことで、ブログを書いたら除雪へ、ひろみGOなのでござる。

さて、今朝の新聞によると、被災地の仮設住宅が来月全戸完成だそうな。何してたんだか。もう2か月もすれば3・11から1年でござる。

この仮設住宅、あれやこれや、はなから問題があったです。寒冷地にもかかわらず、断熱材が入ってないとか、窓がシングルだとか。

北国では考えられない、おとぼけ構造。東北はハワイではござりませんです。一体全体なぜそうなったかといえば、そんなもん、はっきりしておるのじゃ。

プレハブ協会とかいう(正確ではないけど)ところが、北欧など寒冷地の国からの仮設住宅の支援を断るよう、政府に働きかけたためじゃ。既得権益の確保に動いたってこと。

北欧諸国から仮設住宅の申し出を受けていれば、結露だとか、寒いだとか、被災者をさらに悩ませる事態などなかったはず。

なのに、プレハブ業者からの横やりに、被災者は後回し。とんでもないのぉ、ニッポン政府。

「なにがコンクリートから人へ」だ。業者の片棒担ぐなんぞは、自民党とどこが違う!! プンプン腹が立ちまする。

で、さらに新聞によれば、原発は運転開始から40年で廃炉にするそうな。ようは「原子炉等規制法」という法律の改正案を発表したそうな。

かつては耐用年数20年とか25年と言われたものが、じゃんじゃん伸びて、いったいいつになったら廃炉にするか目安もなにもないチョーでたらめ状態でござった。

だから、40年という目安が出来たからいい、ってことかぁ。過日も書いたけど、40年も前の家電製品、我が家ではどこにもござりませんです。

トースターのような単純構造なら、40年でも使えるかもしれませぬが、絶えず放射線を浴びて、コンクリートから何から劣化する原発が、40年もの間、しっかり管理されるとは到底思えませぬ。

しかも、いまから40年前のコンクリートに、パソコンもないころの製造技術。そんな古いもん、単純に怪しくないか?

加えて、今回の40年も、延長を認める例外規定がちゃんとあるそうな。なんのことはない、官僚さまが作成したザル法にすぎませぬ。

実態は、なんぼでも延長できるってことじゃ。「発送電の分離」についても、政府はあれこれ検討しておるそうだけど、それもこれも、経産省の役人のやることゆえ、どこまでしっかりやれるかまことに怪しいことになっておる。

ここは、東京都と大阪府、いずれも東電、関電の大株主ゆえ、ここらあたりの動向にこそ、注目すべきでござる。

発送電がしっかり分離されれば、地域独占体制の電力に風穴があき、異業種からの新規参入を含め、多様な発電が見込まれる。

世界有数の高価な電気料金も、安くなろうというものじゃ。ここは野田政権が、しっかり発送電の分離をするのかどうか、ザル法で既得権益確保に終わるのか。

財務省にケツの毛まで抜かれておる野田政権ゆえ、信用などできないわなぁ。困った国じゃねぇ…