おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

旧友ライブ

2012年01月22日 | Weblog

雪のちらちら舞う朝でござる。午前7時の気温はというと、なんとマイナス3度。ようやく寒気も緩んだか。

そういえば、過日、TV朝日の夕方ニュースを見ておったら、豪雪地帯を取材しておる記者が「いまマイナス2.3度、寒いというより痛いです」とか、世間知らずにもほどがあるアンポンタンなレポートをしておったです。

顔なんかが「痛い」と感じる寒さは、マイナス10度以下。今日みたいなマイナス2~3度は人体にはまことに穏やかでござる。タコスケな記者でござる。

かつて、東京のあるTV局のお天気キャスターが、「台風は北海道方面に抜けました」とレポートして、道民から大ヒンシュクでござった。自分の住んでおる東京がニッポンで、それ以外は「外地」とでも思っておるのかしらん。

少なくとも全国ネットで放送するときは、少しは頭も使ってほしいと思うけど、どうよ!!

そんなことで、本州のお方には申し訳ないけど、とても温かで静かな朝なのじゃ。個人的にはマイナス5~6度で、じゃんじゃか雪が降ると、ケツがムズムズしてきて、スキー場へひろみGOですけど、降雪は2センチにも満たないことになっておりまする。ちょと残念。

昨夜は、高校同期のお仲間で、現在カリフォルニア在住のジャズギタリストの旧友Sがご当地に来ておって、例によってハーフノートで演奏するというので行ってまいりましたです。

この道40年以上のベテランジャズギタリスト、さすがに聞かせますなぁ。彼のギターを最初に聞いたのは、17歳のころ。

高校近くの汚い下宿で、有名なアメリカのジャズギタリスト、ウエスモンゴメリーの「リード奏法」というのを独学で覚えたとかで、見よう見まねのその演奏を聞いた記憶がありまする。

「なんでそんなに指が動くの?」って印象でしたけど… その後、彼はプロを目指します。東京へ出て、サックス奏者の渡辺貞夫さんに師事したような気がしたけど、記憶はムニャムニャでござる。

でもって、その後はシカゴにわたり、「100ジャズパーソン オブ アメリカ」なんかにも選ばれましたです。大学でジャズの教鞭をとったこともあったとか。

現在はアメリカ、ヨーロッパ、ニッポンと世界を股にかけて演奏しておりまする。きょう日曜日の夜もハーフノートでライブがございます。例によって、チャージは飲み物2杯でOK。ご当地にお住まいでお暇な方は、ハーフノートで9時から演奏なんで、ヨロピクね!!

さて、1月28日号の週刊現代、「ドクターZは知っている」が「USOっぽい発送電分離」と、「政府の発送電分離」の欺瞞を明らかにしておる。

まずは識者が言っておるように、東電を解体すれば「送電網を分離して売却できて、発送電分離による効率化も同時に実現でき、国民負担の最小化と一石二鳥になる」としておる。

ところがギッチョン、「民主党政権は東電を温存したばかりに、送電会社を別会社にするような本格的な発送電分離はできない。そのため完全な所有分離ではなく、『機能分離』という形で発送電分離を進めようとしている」

つまり「形の上では電力会社から独立した機関にするというがそのモデルは米の独立系統運用機関(ISO)とういう公的機関」だそうな。

ようは、「これでは経産官僚が新らたな天下り先をまんまと手に入れることになる」ってことらしい。

「『独立した公的機関』は聞こえがいいが、そもそも東電を解体して送電網を別会社にすればいいだけのことだ。」とまことにごもっともでござる。

ようは政府がいうところの発送電分離、まやかしに過ぎないということ。既得権益をさらに拡大するってことらしい。経産省、まさに焼け太りでござる。

どうしてこうなるのかねぇ、この国は。そしてこうも言っておる。「天下りするだけで役立たずなら、カネ食い虫の誕生だ。政権幹部にはそんなことはまるで見えていないだろうが。」

情けない政権幹部でござる。ありゃりゃぁ…