ちょうど午前6時です。
青空が広がっておりますが、ただいまの気温、なんとプラス3度。
この秋一番の寒さとなりました。
きょうはこのまま晴れのお天気で、日中の最高気温20度の予想だ。
秋晴れの1日となりそうです。
さて、
元外交官の孫崎享さんが、「日本の経済的な没落」を嘆いております。
経済誌「エコノミスト」によると、日本の平均賃金は3万8514ドル(2020年)で、OECD加盟35カ国中22位。
韓国は19位で4万1960ドルだという。
賃金で韓国にも負けましたか…
さらに
「個人当たりGDP」は世界の45位だという。
アベノミクスかなんか知らんけど、この9年の間にニッポン国は凋落の一途をたどっていたのだった。
まことに残念だけど「平均賃金」「個人当たりGDP」で韓国に劣ってしまったのだからクラッとする。
ニッポンが日の出の勢いだったバブルのころ、パリの高級ブランド品の本店には日本人女性が列をなし、バッグを買いあさった。
さながら、ついこの間の中国人による「爆買い」並みにひんしゅくも買った。
賃金は高く、円高ですから、高級品もホイホイ買えた。
とうとうニューヨークマンハッタンの「タイムズスクエア」まで買っちゃった。
「ジャパンアズナンバーワン」と言われ、そこがニッポンのピークだった。
そこから延々と経済は右肩下がり。
「高賃金でインフレ円高」から「低賃金でデフレ円安」ですから全くの逆回転なのだ。
東アジア企業の時価総額ランキング(日経)によると、
アジア企業の1位は「テンセント」(中国)、2位は「TSMC」(台湾)、3位は「アリババ集団」(中国)、4位は「サムスン電子」(韓国)、5位は「貴州茅台酒」(中国)。
そしてようやく6位に日本一の企業「トヨタ自動車」だそうな。
ニッポンのダントツ1位がアジアでは6位というトホホなのだ。
一時期、「これがニッポンの底力」とかなんとか、「ニッポン凄いぞ!!」番組があちこちにあって、おぢは内心「なんだか怪しい」とは思ってましたよ。
かつては「世界一のトヨタ」でしたが、中国企業にも、台湾企業にも、韓国企業にも抜かれ、いまやアジアで6位の体たらく。
ここは「ヤバいぞニッポン!!」と申しておきましょう。