おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

再エネ「最優先に導入」の閣議決定はいいけれど…

2021年10月23日 | Weblog

午前6時です。

ただいまの気温は今朝も零度だ。

きょうは雨か雪、昼過ぎから曇りだそうな。

パッとしないお天気が続きますが、あす以降少し暖かくなるそうだ。

そんなきのう、

政府は、再生可能エネルギーを「最優先に最大限導入する」方針を掲げた新たなエネルギー基本計画を閣議決定したという。

そこはまことに結構だ。

こと再エネに関してニッポン国は、世界の先進国の周回遅れだからねぇ、、、

これを2030年には、19年度実績の18%から36~38%にするという。

チョー遅ればせながら、いい方向だ。

今月31日には国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP26)が英国で始まる。

前回のCOP25では当時の小泉進次郎環境大臣が「石炭火力発電」でボコボコに批判され、不名誉な「化石賞」をこれまで2度受賞しておる。

1997年の「京都議定書」では先進的だったニッポンの環境対策も世界から見れば、いまでは「クソみそ」。

今回の閣議決定では、いまや前世紀の遺物と化した「原発」を6%から20~22%にするという。

CO2削減だからといって、時代錯誤も甚だしい。

いいですか、

原発というから大変な技術のようだけど、ようは「核エネルギーでお湯を沸かす」のだ。

その水蒸気で19世紀と同じようにタービンを回して発電するという、おっそろしく古めかしい発電方法なのだ。

危険で取り扱いが面倒な核エネルギーを使って、していることは単に「湯沸かし」って話だ。

しかも、福島の事故以降、建設コストは高騰し、テロの絶好の標的でもあり、核ごみの処分もままならないのが原発だ。

フクシマの経験を活かして「原発の廃炉技術」の輸出なら、まことに結構だけどね。

時代遅れで、危険、高コストの原発は、もはや「既得権益」の固まりに過ぎません。

原発なんぞ、国民にとっては「百害あって一利なし」なのだと申しておきましょう。