グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

バフちゃん

2010年07月03日 | 
はじめまして。



バフちゃんでーす。

綺麗な淡い色合いですね。
なんの鳥だかわかりますか?




一生懸命食べ物を探す後ろ姿に萌えー。



あ、お仲間がやって来ました。



そうです。
バフちゃんはスズメなのです。


でもご覧のように普通のスズメと色が違います。
これは『白変種』という色素変化です。
鳥以外でもいろいろな生き物で確認されています。

鳥の場合は特に『バフ変』と言っています。
バフというのはもともとスイギュウの揉み皮のことで、その色が黄褐色っぽいので色を表す言葉にもなっています。

なので私はこのスズメに『バフちゃん』と名前を付けました。
もちろん勝手に。
体が白っぽいぶん真っ黒な目が目立って、かわいさを倍増していると思いませんか?




ほじほじ。




バフちゃんを初めて見たのはこの前の日曜日でした。
雨の降る中、数羽のスズメと一緒にいるのが車で通り過ぎた一瞬チラリと視界に入ったのです。
「あれ!?今の白っぽいの、スズメだよね!?」(←独り言です)
引き帰して探しましたがもう近くに姿はありませんでした。

それから毎日目撃した場所やその周辺に通っては白いスズメの姿を探しました。
しかし普通のスズメはたくさんいるのに白いスズメなんてちっとも見かけません。

あれは幻だったのか・・・

と、諦めかけた昨日の夕方。



天使は舞い降りました (まさに!!)




おいちー。





実はバフ変のスズメを見るのは2回目です。
一昨年2008年の夏にもこの近くで見つけているのです。

この写真のバフちゃんは今年産まれのスズメ(巣立って間もないスズメに見られるクチバシの端の黄色い部分が確認できます)なので以前のスズメと同一ということはありえません。

しかし血縁関係があるのでしょうか?
バフ変は遺伝するのでしょうか?
近くでまた出たということにはなにか意味が!?




それがどーしたの?



とでも言っているような顔・・・(笑)
うんうん、バフちゃんにはそんなこと、どうでもいいことだよね!
元気に逞しく生き抜いていって欲しいです。



バフちゃんは郷土資料館周辺で仲間と一緒にわいわいやっていると思います。
実物は「はっ!」とするほど白くて目立ちます。
ぜひ探してみてください。






今日出会った鳥(声のみを含む)
ウミウ、シノリガモ、オオミズナギドリ、オオセグロカモメ、ウミネコ、チュウサギ、イソシギ、トビ、コジュケイ、キジ、キジバト、ホトトギス、アマツバメ、ツバメ、ヒヨドリ、イソヒヨドリ、ウグイス、セッカ、イイジマムシクイ、オオルリ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバト



        がんま
コメント
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