先週に引き続きウミウシのお話です。
ウミウシが何者なのか何となく分っていただけたでしょうか? その中でも「貝付き」なんて呼ばれている種類があります。
先週にも書きましたが基本的にウミウシは貝殻がありません、でもそれほど多くない種類ですが今でも貝殻を持っている種がいます。
今回の写真はベニシボリと呼ばれていて、浅瀬の砂の中に隠れている綺麗な種ですね。
この写真を見るとただの貝ですよね~、ウミウシとは違う生物の様に見えます。因みに上の方に付いている白いもこもこした物体は卵の塊です。
実はウミウシの世界はまだまだ混沌としていて、何処までがウミウシなのかハッキリしていません。
ある研究者はこれはウミウシではないと言っていますし、違う方はウミウシですと言っています。研究者の少ないこの世界では、名前もなかなか付かないほど研究が進んでいないのが現実のようです。
ただ私達一般ダイバーからすればウミウシであろうとなかろうと、ただ綺麗な生物を撮影出来れば良いだけなんですけどね。
色も派手で発見しやすいので、ビギナーダイバーの方でも比較的発見しやすいです。
陸上ではありえない色彩感覚をもった種もいますので、写真だけ見るだけでも面白いかも?
海ガイド 石田