グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

連休後半のツアー

2012年05月06日 | ツアー
連休後半の、ツアー報告です。

5月4日(金)

歩き始めの三原山は薄いもやがかかったような状態でした。最近ハマっている「大噴火!」の掛け声での記念撮影(嶋田のアイデアです)後、楽しく歩き始めたまでは良かったのですが…


霧はどんどん濃くなって、火口に着くころには…濃霧&強風(^_^;)
周囲はまっ白で、何も見えませんでした。

一瞬火口の縁が見えても、すぐに白い色の中に消えてしまいます。
「見えそうで、見えないですね~。」

「三原山さん、お願いします!」と心の中で念じましたが、状況は変わらず…
あきらめて“火口見学道”中間まで帰りかけたところで、まるで手品みたいに霧が晴れました!

で、走ってもどって撮ったのがこの写真です。

「ヤッタ~(^^)v」
ちなみに1回のツアーで火口展望所に2回行ったのは、初めてのことです(笑)。

この日は、本当に霧と追いかけっこでした。

霧のカーテンが開いて、その奥に雄大な景色が見える…という光景を、何回も楽しみました。

午後は「海に行きたい」という希望の2名のお客様と、1時間ほど海岸を歩きました。
海辺でも、火山が作った風景が楽しめます。

この辺りは、地質図上では約450年前の溶岩流となっています。
わりと最近の溶岩ですね~(時間の尺度がだんだん人間から火山に近づいてきてます(^_^;))

お客様が大絶賛されたのは、木が作った自然のトンネルです。

「こういう道を歩きたかったんです。イメージ通りです~!」「すごく素敵~!!」
フムフム、若い女性のハートに響くのは、こういう風景なんですね~(^O^)


5月5日(土)

この日は、雲ひとつない青空!
やっと晴れました~。

「大噴火!」をしている皆さんも、楽しそうです。

場所によっては風が強くて、溶岩の粒が飛んできて痛かったですけれど…

でも、おおむね歩きやすい風でした。

“火口から飛んできた一滴の溶岩”では、座ってその大きさを体感(^^)v

「あったかい~」byお客様。

みんなでザクザク行進中。

三原山が、新緑に色づいています!
春の大島を堪能しました。

お客様が、新種の生き物も発見してくれました。
コレです。

「鷲か鷹系の顔だよ。」「○○○だ~!」“○○○”はゲームのキャラクターだったのですが、なんだったのか忘れてしまいました(^_^;)名前が思いつく方、ぜひ教えてください~。


5月6日(日)

今日です。
山は、またまた濃霧でした(^_^;)

山頂口まで行ったものの、あまりの霧の濃さにコースを変更し“ゴツゴツ溶岩と、動く霧と、森”を楽しむことに…。

今日もお客様が、様々な発見をしてくれました。

「どんな発見だったか?」ですか?
たとえば、ハチジョウイヌツゲの新しい葉が、上から見ると花のように見えて可愛いことや…


樹海の中に、オオシマツツジの花が咲き始めたこと。


そして、こんな瞬間も(^O^)
食べ残された葉の残骸の上で、ヒメツチハンミョウが交尾中でした。

しかし、2匹とも逆立ち状態でジタバタ…(^_^;)
オスはメスをつかもうと必死みたいなのですが、なかなかうまくいきません

お、ようやくGET!…と思いきや、葉ごとユラユラ揺れるので再びジタバタ…
なんだか、むなしい努力をしているような気がするのですけれど(笑)

いったい何でこんな状態に、なってしまったのでしょう?
周辺には単独のヒメツチハンミョウがあと2匹いましたが、なにかバトルがあったのでしょうか??

5月4日は私が担当したツアー以外にも、嶋田、柳場のガイドツアーも行われました。
その一つは、ご家族連れの海岸リクエストのツアー。

砂浜に打ち上げられていた流木で“シーソー”をして遊んだとのことです!

メチャメチャ楽しそう~。
私もいつか、やってみようっと(^^)v

ところで今回はスペースの関係で、ツアーの中のほんの一部しか紹介できませんでした。
連休中にツアーをご利用いただいた皆様、ありがとうございました。

載せきれなかった写真を少し、掲示板に貼っておきますのでぜひご覧ください。
http://6715.teacup.com/gscyama/bbs

(カナ)





コメント
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